申し訳ない病 | あきは

あきは

管理栄養士
心理カウンセラー
某化粧品の販売店オーナー

2013年11月、

「管理栄養士の新しい働き方をつくってやる!」と意気込んでCRCに転職しました。

認められてやる!

管理栄養士やるやん(o^^o)って思わせてやる!

躍起になってました。ギラギラしてました。

でも、まだまだ管理栄養士が少ない職場。

看護師さん、薬剤師さん、臨床検査技師さんと働く中で、

自分の無力さ。

自分の無知さ。

自分の不甲斐なさ。

そんな足りない自分を思い知らされる日々が続いていました。

(今思えば、全部勘違いですが…)

管理栄養士はこんなにも中途半端な存在だったのか、

そんな風に思っては、自分を責めていました。

医療の知識も看護師さんに比べれば少ないし、

調理の知識は調理師さんより少ない。

栄養の知識にも未熟さを感じる。

仕事がなかなか覚えられない自分が申し訳なくて仕方なくなっていきました。

毎日、ビクビクするようになりました。

頭の中は「申し訳ない」でいっぱい((((;゚Д゚)))))))

そして、ついにうつになりました。

でも、「申し訳ない病」はまだまだつづきます。

こんどは、

仕事ができなくて申し訳ない。

お金を稼げなくて申し訳ない。

毎日寝てて申し訳ない。

落ち込んでいて申し訳ない。

病気になって申し訳ない。

心配させて申し訳ない。

生きているのが苦しくて仕方がありませんでした。

でも、思い切ってその気持ちをお母さんに話しました。

号泣しながら、「管理栄養士として認められたかった。」と口に出しました。

「もう生きているのが申し訳ない。」と言いました。

そしたら、「生きているだけでいい。」と言ってくれました。

それからは「申し訳ない」と思わないように努力しました。

「私は申し訳なくない。」と言い聞かせました。

それと同時にお母さんは、私がうつになってからでも役に立っていることを教えてくれました。

それは本当に些細なことですが、

人間は何もできなくても役に立っているようです。

それに気づいた時、「申し訳ない病」は治まっていきました。