9月11日から始まる、「時を超えたノスタルジア」 は、子供をテーマにした
アンティークボタンとハンカチの展示会です。
Lilyもまじめに準備を進めておりますが、皆様に、19世紀の「寓話」を
モチーフにしたピクチャーボタンをご覧頂こうと、各ボタンのテーマになっている
童謡や童話のストーリ概略をまとめておりました。
その中に、「ヘンゼルとグレーテル」(グリム童話)のボタンがあり、改めて
ストーリーを調べてみると、Lilyがすっかり“お菓子の家”に舞い上がって
忘れていた、残虐な部分を思い出し、ぶるっと悪寒が走りました。
Lilyが忘れていたのは、ヘンゼルとグレーテルが森で迷子になったのは、
両親に騙されて森に捨てられたからだという事。(両親は一度目失敗し、
二度もチャレンジしているのです!)
そして、妹のグレーテルがお菓子の家に住む魔女を、釜の中に突き飛ばして
焼き殺したということ。。。
最後は、金銀財宝を家に持ち帰り、家族で幸せに暮らしましたとさ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
かなりシュールなお話だと思いませんか?(皆さん覚えてましたか?)
この物語が書かれた当時は、長く飢饉が続き、口減らしのために子供を捨てる
ことが本当に行なわれていたのだとか。 時代背景がちゃんと正確に描かれて
いるんですね。
展示会ではグリム兄弟のほかに、イソップやマザーグースにまつわるボタンも
ございますので、それぞれのストーリーと共にお楽しみ下さいね。
9月11日(木)~17日(水) 11:00~19:00まで(最終日は18:00まで)
銀座サロン・ド・ラーにて (アクセス) http://www.salondela.com/access/index.html
古い建物で、エレベーターは手動式です。(映画のセットみたいですよ)
乗り方がわからない方は、気軽にギャラリーにお電話下さい。お迎えに参ります。
