ドガ展に行ってきました | Button Feti

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昨日、横浜美術館の「ドガ展」を観にいってきました。


ほんとに天気が良くて、行きの電車で窓から富士山がくっきり、雪かぶりの

ごつごつまで見えました。 寒いけれど、空気が澄んだ冬の恩恵です。



そして待ちに待った、ドガ展。 名作「エトワール」と、10年ぶりの再会です。

チケットの絵柄が、エトワールです。


ボタンフェチ-doga


初期の1850年代から、1900年初頭まで126点もの作品が展示されていました。


代表作「エトワール」から、ドガは女性の美しい姿を描いた画家という印象を受けますが、


実は、女性がふと気を抜いたときにするしぐさや、人にはあまり見られたくないような、


日常の動作を切り取った絵が多く、女性のリアリティから何かを表現したかったのだと思います。


女性の生命力とか、弱さとか、美しさとか。。。絵の中に、いろんなものが共存しているから、


観る人それぞれ受けるメッセージが違うかもしれません。


今回の展示会で残念だったのは、美術館の照明です。 照明の映りこみで観づらい作品が多々


ありましたし、暖色ライトの影響で、すべての絵が、何かフィルター越しに観ている感じでした。 


10年前、私がオルセー美術館の、ほの明るい自然光の中で観た「エトワール」や「浴槽の女」は、


別ものと言っていいほど、素晴らしいものでした。 開催側の理由はいろいろあると思いますが、


東京国立博物館の照明技術を見習って、これから徐々に改善してほしいと思いました。



期待が大きかっただけに、少し消化不良のドガ展でした。