あるボタン屋さんの棚の上に、何の変哲もない、小さなくまのぬいぐるみが飾ってありました。

「かわいいけれど何だかちょっぴりさびしそう。」

そう思った店長さんが、ある日たわむれに、くまの頭にキラキラボタンを乗っけてみました。


すると、どうしたことでしょう。くまがぴょんと棚から降りて来て、ぺこりとごあいさつ。

「こんにちは!店長さん。ぼく、ボタン王子です。どうぞよろしく☆」

その日から、くまのぬいぐるみはボタン王子に、

ボタン屋さんはボタン王国のお城に変身しました。


店長さんが何も知らずにくまにプレゼントしたのは、

世界にたったひとつだけの魔法のボタンだったのです。