私が昨年担当して、ちょっといろいろ大変だった学生がいるのですが、

別件でトラブルがあって、処分対象となったという報告がありました。

 

子どもの問題は、大体成育歴か家庭環境によることが多く、大学生も例外ではありません。

実習という場所になると、人間性がもろに出てしまい、自分でもそこに気づくことになりまして、

今までは隠してきた部分が露呈してしまい、トラブルになることが多いです。

 

私の時は、私が処分対象になって、いわば、かばったのですが、

今回は関わった教員は全員責任は本人と家庭だろうとして、処分したそうです。

 

何だか悲しかったです。

看護を専門にする教員が人を看護できてないなと思いました。

学生の問題は心理的な要因がトラブルとして見えるだけで、やはり心理的なこと(原因は環境)が多いので、

カウンセラーにつなぐとか、本人を育てなおす・または治療的ケアをするのが大事なのに、

大人がみんなで責めたら逃げ場がなかったでしょう。。

 

今の医療現場もそうですが、業務に追われて、看護が作業になっていませんか、と思うことが多いです。

当人はそう思ってないと思いますが、患者さんはそう感じますよね。。

 

時代のせいなのか、コロナのせいなのか、難しいけど、

もうちょっと救われる世の中になってほしいなと思います。

 

当該の学生は、きっと来年は私が引率するのがいいかなと思い、大変だけど、来年面倒みようと思います。

誰か救う大人がいたほうがいいですよね。。