母が午前中に退院しました。

 

火曜日に入院、水曜日にポリペク、本日退院で4日で済んで良かったです。

昨日から母は何もやることがなかったので、お部屋の状況報告がラインで頻繁にきました。

 

消化器内科の4人部屋で、2人は短期入院の人で回転が速く、1人は1か月くらいの入院中の方、隣は40代くらいの若い方のようです。

ベッドネームに治療名も併記されていたり、話が全部筒抜けになるので、病状がわかってしまうようですが、

隣の方はがんのようで、肝不全だったり胆管閉塞のようでした。

母が、「黄疸がひどくて、熱もあがって大変そうなのよ」と。

ナースの対応がひどいようで、解熱剤以外の対応がないそうで、アイスノンとかそういうのをあげたらいいのにね、と。

 

医者からの指示だけの対応に終始する病院も多いですよね。

ホントは看護師は独立した専門職で、ケアは看護の担う部分なのに、治療の補助ばかりやってる現状がありますね。

 

悲しいですね。

男性ナースもいたそうですが、イマイチだったと。

うちは弟も看護教員(今度辞めるのですが)なのですが、まぁ男性ナースなわけで、私も親も勧めなかったのに。。

母は「あれじゃ、うちもダメね」と。男子には気が利かないし、無理だと。

 

母は72歳?だったか、なのですが、するどいなと思った質問が、

・1時間で安静解除だったから、弾性靴下は不要だったのではないか→術式がESDだったら3時間安静だったし、開腹手術のリスクもあったので、履いてオペに行くのは妥当。

・ESDがEMRになって4日退院に短縮したのに、パスの交換がなかった(パスがESDのものだったから現状に合ってないとナースに言ったが、誰からも返事がないまま退院になった)→それはその通りだ。パス逸脱したら、回収してよかったと思う。それか、パスはもう使いませんよ、と言えばいい。

大事な指摘ですね。答えられない医療者が問題。何でだろうな。。

 

先日までテレビドラマの「トラベルナース」を見ていました。

ナースプラクティショナーの俳優岡田さんと、ベテランナースの中井貴一さんが素晴らしかったです。

ドラマの中で、NPは海外では医者のように手術もするし、年収は1000万以上だ、日本のナースは安すぎる、と言っていました。

海外のナースは、800万円くらいもらって終身雇用(テニュア)をとるために、大学院以上の教育を受けてプロとしての技術を磨いています。だからなんですね。

日本の高卒3年での専門学校養成と大卒でも同じ看護師免許が一緒の現場にいると、どうしてもお給料も安くなるし、質が下がります。水は下へ流れるからでしょうね。。

 

中井さん演じるベテランナースは、志も技術も高く、素晴らしいなと思いました。

 

でもなかなか現場にはいないですし、まして男性で素晴らしいナースは数えるほどだと思います。

女性が優れている、とは言いませんが、向いているのは女性だろうなと思います。

(女性でも全然ダメな人もいますが)

 

現場にもっと志をもったスーパーナースが増えて、医者の小間使いにならないように、専門職としての地位を守ってほしいものです。個々のナースも自覚をしてほしいなと思います。