母が倒れ、妹1が本当によく面倒みてくれていた。

私は遠いこともあり、平日朝の面談時間、退院、転院、役所への申請など、

全部任せっきり。

その代わり、入院費、リフォーム工事代、新しく新調する家具等、大きな費用は全て私が出した。

 

妹2は急性腸炎に見舞われ、家も離れているため、全くノータッチとなってしまった。

仕方ないことだし、できる人ができることをやればいいよね、

と全く悪く思ってはいない。

 

母は退院し、順調にまた一人暮らしをリハビリに通いながらスタートさせた。

 

妹2が母の様子を見に行くというので、私も一緒に行くことにした。

私も椅子生活をスタートするというので、良さそうなソファを選んで送ったままだったので、

本当に母が使いやすく暮らしているか確認したかった。

また、こたつにもなるテーブルをソファに合わせて購入してあげたかったので、

ちょうどよいと思い、子供の夏期講習が終わったタイミングだったのもあり、母の家へ。

 

話をしていると、母が急に形見分けをしようと思っているのか、

その日につけていたトパーズのリングを私にと渡してきた。もういらないから、と。

20年くらい前に私が母にプレゼントした真珠のネックレスも返すと渡してきた。

そして、妹2には、婚約指輪だったのだという大きなサファイヤとダイヤのリングと、

大きな真珠のネックレスを渡していた。

 

昔からそうだ。一番いろいろやってあげている妹1に、一番良いものをあげないんだよね。

私にくれたトパーズも、傷だらけ。真珠のネックレスは私があげたものだし。

いつも何もしないでいる妹2は、高級時計もシャネルのバッグ、ヴィトンのバッグももらっている。

私と妹1は欲しいものはいつもアルバイトをしてためたお金で買っているのに、

末っ子の妹は何も持っていなくてかわいそうという理由で、母は与えるんだよね。

 

この歳になっても、こういうことに心が引っかかってしまう自分がいやなんだけど。

やっぱり、悲しくなってしまう。

 

小さいころから感じていた、私のことは大事に思ってないんだ、ということを再確認してしまう。

妹1の方は、こういったことを全然気にならないのかもしれない。

私って小さい人間だなって、確認し、落ち込んでしまう。

 

妹1の子供たちに、私がついつい、いろいろあげてしまいたくなるのは、

母への反発もあるのかもしれない。

 

私には、妹たちが捨てた服をもったいないからあなたが着なさいと持ってきたり、

安い洋服屋さんでしか服を買ってくれなかったんだよね。

私にいいものを着る価値がないって言われているようで、ずっとつらかった。

だから、今でも自分の服はいいものを買えない。

だれかから、もったいない、あなたにその価値がないといわれているようで、

自分のものはメルカリとか、リユース店、新品は高くてもユニクロでしか服を買えない。

自分にいいものを買えないんだよ。そして悲しく暗い気持ちになる。

 

母が一番大事なサファイヤの指輪は、やっぱり私ではなく、妹2なんだね。

今まで私が母に援助してきたお金を考えたら、もちろん、サファイヤなんて沢山買える。

頼まれて援助したわけじゃなく、私が母のお金の心配を少しでも減らしてあげたくて援助した。

そんなにサファイヤほしいなら、誰かから頼まれてもない援助しないで、

自分で買えばいいじゃんっていう話なんだろうけど、

そうじゃないんだよね。

私は自分で自分のものを買えないんだよ。本当に。

買えるお金がたくさんあっても、買えないんだ。

 

毎日ユニクロで買った最終セールの500円のTシャツと、5年も着てるスカートをはいて、

貧乏くさいな、と思いながらも、デパートで服を買えない。

そんなことしたら、誰かに笑われたり、バチが当たるような気がして。。。。

 

軽く扱われるつらさに蓋して生きてきたけど、

つらいと思っていいんだよね、私。

私は、これをつらい、いやだ、と思っている。

それを認めてあげることが、わたしを認めてあげることなんだな、と思った次第。