ふと、思い出した。


双極性障害のことをいろいろ調べていたら、「躁鬱大学」の坂口恭平という方を知った。そしてそこで知った著名な精神科医である神田橋條治先生の「神田橋語録」というのがこれだったか、双極性障害を研究されている加藤忠史先生が言われたことだったのかは定かではないが、


昔にメモをして、何度も読み返した年があった。
改めて心に響いたのでシェアしたいと思う。


・自分の一番得意なことをするように。

・小さい頃から持っている信念は大事にするように。

・自然の景色が一番の治療法。

・過去のことは過去のこと。今のことは今のこと。日常生活が豊かになれば良い。
健康な人間関係が増えれば良い。

・現在の生活の中で物語が完成すれば、最早、昔の辻褄合わせの物語は必要ではなくなる。

・病気の苦しさが下がると、人生のつらさがアップする。だから病気が良くなっても苦痛が減ることはない。
これは本当に良くなった人が必ず言うセリフ。


初めて読んだ時、自然か!と思い、できる限りたくさん、愛犬と愛犬の大好きな公園に通って、綺麗な空気を吸った。

確か新緑が綺麗な時期で、風が吹くと木々のさざめきが聞こえ、葉っぱの間から木漏れ日が差し込んで生き返るような心地になったのを覚えている。

あれから数年、今改めて読むと、それぞれの言葉が身に染みるようにわかるような気がする。

停滞していた私が前を向いて進んでいるかもしれない。