フィギュアスケート世界選手権が中止になりました。

この日のために練習を積んできた選手の皆さんは無念だと思いますが、この不透明な状況の下で開催するリスクを考えると中止以外の選択肢はなかったんじゃないかと個人的には思います。

 

春の選抜高校野球も中止になりました。

スポーツやエンターテインメントなど多数の人が集まるイベントは軒並み延期や中止。

学校関係では卒業式や入学式が中止。

どんなイベント(営利であれ非営利であれ)にもお仕事で関わる人がたくさんおり、多くの人が影響を受けます。経済的損失は計り知れません。

 

私はこのブログの他にツイッターもやっていますが、最近あまりつぶやけないでいます。

何が正しいのか何が間違っているのかわからないからです。

 

例えば、日本ではコロナウィルスの検査があまり行われていません。

感染者数が少ないのは検査をしていないからでしょう。

一方で、検査をしすぎると軽症者で病院があふれかえり重症者が治療を受けられなくなる「医療崩壊」状態になるという説もあります。

 

日本政府は、検査をしたくても(検査キットの不足などで)できないのか、(医療崩壊を防ぐために)あえて検査をしないのか、(感染者数を他国と比べて低く見せかけるため)わざと検査をしないのか。

 

どれが真実なのか私にはわかりません。

 

ただ、ツイッターを見ていて気付いたことがあります。

「日本政府(あるいは安倍首相)のやることは何でも肯定する人」と「日本政府のやることは何でも否定する人」がいることです。

 

こういう考え方は危険だと思います。客観的に正しいかどうかではなく「誰が言ったか」で物事を判断しているからです。100%正しい人も100%間違っている人もこの世にはいません。「誰が言ったか」で物事の成否を判断する=自分の頭で考えることを放棄していることだと私は考えます。

 

例えば、フィギュアファンでもこういう人たちがいますよね。自分たちの推しがやることは100%肯定、推しのライバルになる人たちは100%否定。彼らにとって客観的な真実などどうでもいい。どんな状況でも推しを褒めたたえ、ライバルをこき下ろす。ときにはデマを作り出し、拡散する。

 

ネットにはあらゆる情報があふれています。

真実を見極めるのは難しいけれど、自分の頭で考え、判断することだけは放棄しないようにしたいものです。