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SHOWROOM生配信 【森貴史の本の虫】書き下ろし

2013年10月より太田プロダクションにお世話になっているお笑い芸人・バルバロイの森がSHOWROOMで毎週日曜の8時から35分生放送でお送りしている【バルバロイ森の本の虫】。時間 20:15〜20:50
各日の配信内容を可能な限り書きおこしていきます。


【OPトーク】『サブタイトル問題』  


ようやくアメブロでの、生配信ほぼ全文書き下ろしが更新され始めました。しかし、ブログを書くにあたって悩みが一つ。

それは各回のタイトル。

僕の浅い知識ではありますが、面白いラジオ番組には各配信回にサブタイトルがついており、その中には一つのフォーマットがあるものも多いです。

(例、TBSラジオ

【アルコ&ピース D.C.GARAGE】 「~バズってます。」

【ハライチのターン!】「~回目のターン!」)

折角なので、自分もフォーマットをつくってみることにしました。


各日に登場する事柄を含み、尚且つ他とは違うオリジナリティも出せたらいいなと思い、考えついたのがこれです。


『#(配信回) ~(漢字一文字)~ (世界の名画)』


以前『世界一受けたい授業』(日テレ)の「本当は怖い名画ミステリー」の回を観て、世界の名画に興味を持ち、〝いつか〟のタイミングでこれらのタイトルを使ってみたいなと思っていました。

というか、今だと思いました。

各回の出来事を漢字一文字で表現したタイトルに、さらにそこに名画のタイトルを載せる。これが僕なりに考えたサブタイトルのフォーマットですが…いかがでしょう?


◆◆


【読書レビュー】


三回目にして、ついにこのコーナーを行うことが出来ました。

読書好きと明記しておきながら、一冊を読み終えるのに何日もかかるとは…。

まぁ、読書大好きの視聴者を逃さないためにもここから挽回していきましょう!

さて、記念すべき一冊目のこちらの本!




『徹底抗戦/堀江貴文』(集英社/2009)


元ライブドア代表取締役社長CEOにして、実業家・投資家・タレント等様々な顔を持つホリエモンこと堀江貴文氏が2006年に起きた「ライブドア事件」についての真相を語る。


(一冊目は『HELLO WORLD』にしたかった思いもありましたが、何となくページを開く手が止まってしまい、こちらの本を先に読み進めることとなりました)


堀江貴文さんといえば、自分のSHOWROOM配信を観て頂いている方々にはもうお馴染みかもしれません。

三十分枠時代『多動力』に『バカとつきあうな』等何冊かレビューしたことがあり、僭越ながら「自分がいつか共演したいと思っている有名人」の一人なのです。


今作は堀江貴文さんが、2006年に始まった「ライブドア事件」の真相を自らが告白するという内容ですがーー確かにライブドア事件のことは、よく知らない…というか分からない人が多いのではないでしょうか。僕もその一人で、もしかしたらもっと若い人は堀江さんが捕まったこと自体を知らないのかもしれません。


この本は2009年、つまり最高裁に上告を申請している最中に出版された本で、堀江さんの言葉をどこまで信じるのかによって読者の感想が大きく変わってくると思います。

僕はまだ一回読んだだけですが、事件の本質は四割くらいしか理解出来なかった。ブログのような文体で読みやすくはあったのですが、「証券取引法違反」「有価証券報告書虚偽記載容疑」「風説の流布」等、聞き馴染みの無い専門用語が多く(だからこそ、あのときニュースの内容が全く入ってなかったのか分かる)、ライブドア事件の全てを完全に理解出来たとはいえない。

しかしこれだけはハッキリと言えます。


〈ホリエモンは、世論、メディア、そしてもっと大きな力を持つ日本の権力者達に夢を潰されかけた〉のだと。

そして、〈こんなことでは、彼を止めることは出来ない〉と。


【今週の頁(ページ)】のコーナーでも喋ったが、今作はいくつかの章に別れており、個人的には「立候補した理由」「読書の話」といったライブドア事件の概要よりも、別の章の話の方が興味深く読んでしまった。

どうしてあのとき選挙に出馬したのか。独房の中で何の本を読んでいたのか等。


ここに注目すると、堀江さんという人は「とにかく現状に満足出来ない人」なんだなということが分かる。向上意識が強く、新しい道を開拓していくその姿はまるで大航海時代の海賊のよう。当然失敗も多いわけですが、(「ソニー買収」「プロ野球新規参入」)それを逆手に取り、別の方面で活かしていく。

途中からは「ホリエモン事件」よりも、高みを目指し、逆境に立ち向かっていく一人の男の冒険譚を見ているような気持ちになった。

もう少し一つ一つの用語を理解出来るようになったら、もう一度この「冒険の書」を開いてみたいところ。


もしかしたら、その前に『虚構 堀江と私とライブドア/宮内亮治』(講談社/2007)も読んでいるかもしれないですが。


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【フリートーク】『お笑いフェス』


検索エンジンで何となく「お笑いフェス」と打つと、『爆笑!お笑いフェス』という地方の文化会館や芸術劇場で行われるイベントが出てきます。どのイベントにも、サンドウィッチマンさんやドランクドラゴンさん、東京03さんといった、テレビのネタ番組には欠かせない売れっ子の皆様から、賞レース常連の実力派芸人さん達まで幅広い年齢層に合わせた方々が出演されています。

これでおおよそ四千円なのだから、少し安いようにも思えます。つまりはお値打ち。

…しかし、何となくですが、自分が思い浮かべた「お笑いフェス」とは何か少し違うような気がしました。

モヤモヤした思いのまま一日を過ごしていると、ふと以前アメトークで観た「夏フェス芸人」の回を思い出したのです。



そもそも自分は、「フェス」というものに一度も行ったことがありません。

はい、一度も。

しかし何となくのイメージは浮かぶのは、やはりメディアの影響力でしょうか。


とはいえ、自分の中で思い浮かぶフェスの印象は「大きな野外ステージ」「沢山の出演アーティスト」「屋台も多い」「オリジナルTシャツに身を包む」といった…やはり浅いものですが。


最初に話した「フェス」は、今の四つ全てに当てはまらないと思います。つまり、あくまでもフェスではなく、「ライブ」なのではないかと思うのです。


そういえば、と押入れを引っ張り出して取り出した一冊。それはかつて、よしもとクリエイティブ・エージェンシーが発売していたお笑い情報誌「マンスリーよしもと」でした。

子供の頃、田舎に住んでいるためお笑いライブなんて滅多に行けない僕にとっての、唯一お笑いの情報を得るためのバイブルでした。

そこで読んだ『LIVESTAND』の記事を思い出したのです。


『LIVESTAND』とは、吉本さんが企画したイベントで、幕張メッセを会場に、ロックフェスをお手本にした日本最大級の規模のお笑いフェス。

フェスらしく立見しかないため「STAND」の名がついているとのこと。

当然このイベントにも足は運んでいないが、「マンスリーよしもと」の記事を見て、頭の中で想像を膨らませて一人ニヤついていたあの頃が懐かしく感じます。



これだよ、これこそがフェスだよ。

「野外」ではないですが、一日で二百~三百人以上の芸人が出演するイベントなんて他にあるでしょうか。しかも、日本最大級のイベントホールに。


残念ながら、チケットの売れ行きが芳しくなくイベント自体は四回で終わってしまいました。これは「お笑いフェス」の真新しさに一般大衆が着いて行けなかったことが大きいと思われます。



「お笑いフェス」で記憶に新しいのが、今年の夏に名古屋で開催された『ホリンピック夏フェス2019』ですね。

愛知県の久屋大通公園の久屋広場にて開催されたイベントで、「芸人が1からつくる」をコンセプトに、名古屋で活動している芸人は勿論、東京・大阪からも多数のゲストが出演しました。

スポンサーをHPで募集し、会場設営も芸人で行い、資金集めのためクラウドファンディングも行われました。何かお手伝い出来ないか、可能なら出演したいな、と思っていましたが、結局自分は最後まで何一つ携わることが出来ませんでした。

そんな自分が出来るのは、Twitterでイベントの行く末を見守ることのみ。タイムラインで流れてくる写真やタイムテーブル等を見ると非常に盛り上がっていたようで、向かったお客様の呟きでは概ね高評価のようでした。


…しかし、やはり何か違うなぁと感じてしまうのです。


この案件は暫く保留にしましょう。もしかしたら、時間をおいて何かが見えてくるかもしれません。


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【フリートーク】『東京コミコン』


今週の金曜日(11月22日)に「東京コミコン2019」なるイベントが千葉の幕張メッセで開催されることが分かりました。

名前くらいは知っていたので、調べてみたところ「日米の映画・コミック・アニメ・ゲームなどのサブカルチャー」を扱ったイベントらしく、今年で四回目とのこと。

詳しく調べてみると、僕の好きなアメコミ映画を中心に、豪華ゲスト来日に写真撮影回やトークショー、劇中で使用された小道具や衣装の展示、限定商品の販売等、エンタメ好きの自分としてはとても興味をそそられそうなものでした。


自分のスケジュールを確認してみると、何と金曜日はお休み!(…しかし、東京ですよ)

さらに一応見所を確認すると…


・マーベル新作映画「ブラック・ウィドウ」限定ポスター配布

・コミコン限定 DC福袋

・俳優•佐藤健太さんのサイン会


さらに興味をそそられる項目が多数。

(…しかし、東京ですよ)


ーー決して裕福ではない懐事情が目の前に。

…果たしてどうなる!?


【EDトーク】


ようやくレビューのコーナーが出来ました。

しかし、次はいつのことになるのやらの状態。なるべく早く二冊目が出来るように頑張りましょう。

あと、まだ行っていないコーナーもありますし。



【今回の視聴者数:111人】

【OPトーク】


本日の配信を始める少し前に、毎月第二月曜日に行っている生配信を終えてきました。

そこで、後輩コンビ・スペードの3が名古屋でツーマンライブを行うとのこと(もうひと組はきゃらめる(どっかんプロ))。

人気コンビが満を持しての共演。これは拡散すべきと日程を確認すると、そこには「11月11日 20時~」の文字が。

まさかの裏被り。オーマイガット。


…ということで、二回目も波乱の予感。


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【フリートーク】『本のさんぽみち』


10月26日(土)27(日)に、名古屋の円頓寺商店街で「本のさんぽみち」というイベントが開催されました。

名古屋で最も古い商店街の一つである円頓寺商店街で、一般の本好きの参加者、全国の書店がイチオシの本を持って販売するフリーマーケット形式の古本市です。


ここ数年行けておらず、今年も既に仕事が入っていたので難しいかと思っていたら、26日(土)に一時間だけ時間をつくることができ、急遽行ってみることにしました。


当日は愛知だけでなく、岐阜・三重、さらには東京からも参戦してくれた書店の方々、さらに沢山の出版社も詰め掛け大賑わいでした。

少ない時間で全てを見ることは到底無理なので、駆け足で各ブースを回り、購入する本を吟味することに。

オススメの新刊か。それともお値打ちの古本か。

悩んだ末に自分が選んだ本は、



『ワタシタチの本棚 2018』という本。というよりも冊子でした。

今作は、名古屋芸術大学の芸術学科 文芸・ライティングコースの学生とスタッフによって行われたプロジェクトで「自分の好奇心を満足させる本棚をつくろう」という企画の記録だそうです。


つまり一般の店には出回ってない、個人制作の同人誌に近い作品なのです。

せっかく「本屋さんのイチオシ作品」が並んでいるのに、どうして自分はそれらを無視してこの作品を購入することに決めたのか。

それは自分の中にある「自分だけの名作を探したい」という欲求に惹かれたからでしょう。



そもそも日本人は「コミックマーケット」を始めとした「同人誌」イベント大国であります。

同人、つまりは個人が作成する、営利を目的としない自己満足感の強い創作物のことです。

あらゆる表現や内容が許容されるオリジナル設定から、原作を元にした二次モノまで種類は数え切れません。

その殆どの作者の目的はお金ではなく、自分がつくったものを楽しんでいる姿や反応を生で見て、〝同じ喜びを共有できる同士を見つけたい〟から。買う人達も、他の店では売ってない作品=お宝を探しに来ているので、見つけたときの嬉しさは何物にも得られないでしょう。


その「自分だけの名作」、つまりはお宝を見つけてしまったかのような衝動に駆られ思わず購入してしまったのが今作なのです。まだ軽く流し読みした程度ですが、出てくる出演者が皆学生であるため、まだ社会的には何者でもない人達。

ですが皆、本が好き。

自分と似ているところが多い気が。もしかしたらハマってしまうかも。

いつかこの中の誰かが有名人になったときは…この本を持って会いに行きましょう。



因みにもう一冊買った本は「キャプテン・アメリカはなぜ殺されたのか/町山智浩」。

こちらも完全にタイトルに惹かれてしまいました。


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【今週の頁(ページ)】


『徹底抗戦/堀江貴文』(集英社)

P.49~P.125

→今週は少し忙しかったこともあり、あまり本を手にとることが出来ませんでした。

しかし、堀江氏が強制捜査を受ける場面から拘留、保釈されるまでの状況が事細かく描かれており、ある程度難なく読み進めることが出来ます。しかし、専門用語も多いためつまずくこともありました。

この後はいよいよ検察と戦う場面ということで、少し楽しみである。

好きなページは、独房で読んだ本一覧を記した「読書の話」の項だ。


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【声に出して読みたいタイトル】


今回が第一回目となるこちらのコーナー。

僕が本を選ぶ基準としては、まず「タイトル」。

面白いタイトルが思いついたら、その本は十中八九売れる。これが僕なりのヒットの法則だからです。

そしてその殆どが、「読むと心地よい文章」や「言葉遊び」を上手く駆使したもの。


仮に読んでみてつまんなかったとしても、〝本を読ませる〟という目的は果たしていることになるので、カッコいい「タイトル」を研究すると何か見えてくるかもと思い、立ち上げたこの企画。


その第一発目はこちらのタイトル。


《砂糖菓子の弾丸はうちぬけない/桜庭一樹》


2004年刊行の今作は、萌え系の挿絵・表紙とは裏腹に悲劇的な結末を迎えたことで話題になった一作であり、桜庭一樹氏が注目されることになったきっかけともいえる作品でもある。

まず「砂糖菓子の弾丸」というワードの組み合わせが絶妙。一見無関係な二つの言葉だが、頭の中でイメージすると、

『砂糖菓子の弾丸? 何それ?』

と、興味をそそられる。「女の子が好きなもの」+「男の子が好きなもの」と相反するものの造語だからか。

また〝ーーない〟という末文は、近年のライトノベルのタイトル傾向の先駆けといっても良い。

頭の中で、砂糖菓子の弾丸が標的に放たれるが、ダメージを与えられずに弾け飛ぶ姿は何とも滑稽で切ないことか。



ハイ、こんな感じで毎回やっていきます。


因みに今回はこのタイトルの本を持ってこずにお話したが、やはり物があった方が喋りやすかったか。


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【EDトーク】


今回は二回目にして反省の回となった。

配信中に軽い睡魔に襲われてしまいこれ以上の延長は危険と考え、強制的に終了する次第となった。

さらに生配信中のコメントでは、「本好きじゃないだろ」と言われてしまう程、本を読めていなかった。次回配信では、未だ出来ていない【読書レビュー】コーナーをやりたいものだ。



『ゲストを呼ぼう?』


月に一度くらいのペースでゲストを招くのもアリだと思っています。

またゲストありの場合は、一時間半くらいに延ばすとか。

今のところ希望としては、12月の「本の虫」のライブのゲスト出演者の誰か、もしくはこれまで何回か出演のあるラノベ作家・空上タツタ先生とか。


【今回の視聴者数:82人】

【OPトーク】


誰でも直ぐにライブ配信可能な、ストリーミングサービス。それがSHOWROOMです。

自分は数年前から、週に一度生配信を行ってきましたが、これまでの三十分から一時間に尺を伸ばし、さらに内容も少しリニューアルし、華々しくスタートを切る予定だった第一回目の生配信。


しかし都合により本日は予定の20時ではなく、少し遅れて22時のスタートに。

ーーかと思いきや…さらにトラブルにより、もっと開始時間が伸びることになり、22時半~23時半という当初の予定を大きく変更しての配信が始まりました。


……さらにさらに、悪いことは続き、本番直前にスマホを落としてしまい、ケースが大きく破損し、使い物にならなくなってしまうーーという、ショッキング過ぎるプチ事故まで発生。

少し気落ちしながらの幕開けとなりました。


◆◆


・自己紹介&タイムテーブル発表


リニューアル第一弾ということで、初めて観てくれる人もいるかもと、簡単な自己紹介から。



愛知県生まれの27歳。大学三年生の頃に、お笑い養成所に一年通い、翌年から本格的に活動を始める。

それから何度かコンビ結成・解散を繰り返し、現在は一人で活動中。

岐阜県のコミュニティラジオ放送局FMわっちで『わっちアフタヌーンアワー月曜日』の第二月曜日を担当(生放送)。

好きなものは、読書とプリキュア。

最近はラジオ番組を聴くことにハマっている。


トークの練習のために毎週SHOWROOMを行っていましたが、色々なラジオを聴くようになり「声」だけで番組をつくる、というテレビとは違う尖ったメディアの面白さに触れ、


「自分もこんなメディアで活躍したい」


と決め、SHOWROOMを少しラジオ寄りにリニューアルすることを決める。


〈活字をメインにした、日本一気楽な読書生配信〉を目指しています。



主なタイムテーブルはこちらです。


【フリートーク】

喋るメディアの醍醐味といえば、フリートーク。〝本〟をテーマに喋るパートだが、面白そうなテーマがあれば何でもOK。

【今週の頁(ページ)】

自分の一番の趣味は読書。ということで、一週間で読んだ「活字」(本・広告・雑誌etc.)について報告。印象に残ったものの感想をお伝えする。

【妄想トークコーナー・狂宴乱舞】

自分がいつか共演したいと思っている著名人の方々を発表。〝この人〟と〝こんな形で共演したい〟という野望を発表していく。

《週替わりコーナー》

二週に一度のペースで交互に行う。チャレンジ企画のため、変更になることもある。

【声に出して読みたいタイトル】

小説のタイトル、人の名前、言葉、自分がカッコいいと思った「題名」を発表していく。

【青春損グ!】

自分は学生時代、様々な音楽に触れましたが、その殆どが深夜アニメのアニソンやマニアックな歌ばかりで、周りの誰にも理解されなかった。

そんな青春を棒に振るきっかけになった、損グ(ソング)を発表していく。


《不定期コーナー》

【読書レビュー】

読書好きを自称する森貴史が、不定期で読んだ本を自分なりに評論していくコーナー。


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【フリートーク】『配布サークル』


先日名古屋駅の街を歩いていたら、ジャージに身を包んだ若いお姉さんからポケットティッシュを貰いました。

よくあるティッシュ配りかと思ったが、ティッシュの裏には「大学祭」のチラシが入っていた。おそらく、というか間違いなく彼女は学園祭実行委員の人間だと気付きました。


僕はそのチラシを見て、ハッとなりました。何故なら、僕の出身大学名が書かれていたのです。

折角ならリアクションをした方が良いと思い

「僕も、○○大学なんですよ!」

と、反応してみました。

するとそれを聞いた彼女は、

「へぇ……そうなんですか……。是非、お越し下さいね…」

と、少しだけ冷めたリアクションでした。


イヤイヤイヤ。ちょっと待て待て。そこはもう少し大きな反応があっても良いのでは?

例えば、

「そうなんですか!? 是非お越し下さいよ!今年の見どころはですね…」

と、少しでも興味を持ってもらえるように尽力するのが、広告を配布する者の務めなのではないのでしょうか?


確かにバイトと違ってお金にならないし、面倒くさいと思っていてもおかしくないですが(彼女のことを、間違いなくそういう人間だと言っているわけではないのであしからず)、

一人でも多くのお客様を誘うのが普通じゃないでしょうか?



……もしかしてナンパの類かと思われたとか?

それともまさか、ティッシュを配った相手が話しかけてくるとは思っていなかったのでしょうか?

いずれにせよ、まだ社会経験の浅い彼女はティッシュ配りに相当苦戦していたように見えました。


それでも、大学のキャンパス内または学校の外でもチラシ等を配る機会はあるはず。

サークルの勧誘とか。

そのときは、「チラシ配り」のテクニックのある人をメンバー内であらかじめ厳選しておくべきだと思います。

それでもチームに経験者がいない場合もある。突然何の経験もないのにチラシ配りをしろと言われて100点が獲れる人はまずいません。


そうならないためにも、僕に一つ考えがあります。


各大学に一つずつ『チラシ・ティッシュ配布サークル』をつくるべきだと思います。

活動内容は名前の通り、「チラシ・ティッシュ配りの研究」です。

「いかに短時間で正確に多くの人にチラシを配布出来るか?」とか、「興味のある人・ない人を瞬時に見分ける方法は何か?」等。


一見、大学からは認められなさそうな非公認臭が凄いサークルですが、いざというときに他サークルに「配布サークル」のメンバーを「貸し出し」する制度を作っておけば、潰れる可能性は低くなります。


例えば、何事も熱い思いで突っ走る運動部には必要ないかもしれませんが、消極的な人間の多い文化系の同好会の人達は勧誘に精が出せません(偏見です)。

こんなとき「配布サークル」から一人メンバーを貸し出すことによって、チラシ配りに必要なスキル・又はお手本を伝授することが出来るのです。


ーーつまり、文化系サークルからの強い要望があり、潰れることはなくなるというわけです。


この広い日本には沢山の大学があります。

もしかしたら一つくらいはこんなサークルがあるんじゃないか、と思い調べてみた…が検索ヒットはしませんでした。

もしそんなサークル知っているという情報があれば、是非ご一報願います。


因みに、件の学園祭には仕事の都合で行けませんでした。


◆◆


【今週の頁(ページ)】


『HELLO WORLD/野崎まど』(集英社)

P.5~P.190

→アニメ映画にもなっている今作、話が盛り上がりそうなところで中断しました。

映画の方はチェックしたので、今作も早く読み進めたい。


『徹底抗戦/堀江貴文』(集英社)

P.3~P.47

→数年前世間を騒がせた〝ライブドア事件〟について自ら語った、2009年発売の本。

正直株式やフジテレビ買収問題については、知識が無きに等しいため、前半はよく分からなかったが、中盤の「大統領制」や「ソニー買収作戦」の話は興味深く読ませて頂きました。


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【妄想トークコーナー・狂宴乱舞】


自分は約一年前まで「森貴史の独宴会」という一人ライブを行っており、自分がいつか共演したい方々を発表していました(妄想で)。


堀江貴文

岡田斗司夫(元ガイナックス社長)

辻村深月

花田光司(貴乃花)

中田敦彦(オリエンタルラジオ)

西野亮廣(キングコング)

品川祐(品川庄司)

太田光(爆笑問題)etc...


しかし、具体的に「どのような形」で「一緒に何をしたいのか」は考えていませんでした。ただ朧げにそう思っているだけだったのです。


そこでこのコーナーを立ち上げ、自分が将来どのような形で、自分よりも遥かに雲の上の存在の方々と共演が出来るのかを真剣に考えてみようと思いました。


その記念すべき第一回はこの方々。


・エル・カブキ(マセキ芸能社所属)


デロリアン林さんとエル上田さんによる2009年結成のお笑いコンビ。かなりマニアックな時事漫才を得意とします。

上田さんは、かなりの読書家で自宅には所狭しと本が積まれているとのことです。


お二人を知ったのは、2017年放送の「エル・カブキ のオールナイトニッポンR」。初めてのオールナイトニッポンにも関わらず、積極的な話展開に尖った芸風、一部の人しか分からないマニアックな小ネタを披露していたのを覚えています。

様々な方をネタにするために、ちゃんと題材にした人の著書を読むところに同じ読書家として熱いものを感じます。


そして、僕がこの方々の大ファンになったのはお二人のYouTube公式チャンネル「エル・カブキの聞かなければ負けだよ!」「10分おろし」を観たからです。

本来難しいとされる時事ネタを毎月のように作れるなんて…また、ここまで楽しく面白い話に出来るなんて…と毎回のように嘆息していました。

そこでもし自分がエル・カブキさんと共演出来たとしたらーー


『月に一度、好きなタレント本を互いに紹介し合う、本関連の雑誌の1ページ』


なのかな、と〈妄想〉させて頂きました。


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【EDトーク】


ひとまず最後までテンションは持続出来たと思います。

ただ途中から目に見えてコメント数が減っていきました。テーマに〝日本一気楽な~〟と入れている以上、もっと気軽にコメントを入れられるくらい敷居の低さをアピールしなくては。

来週から本格的に始動しますが、今回よりも高みを目指して語るのみ。


【今回の視聴者数:86人】