私の思い出話で暗くなるので、
見たくない人はこの先読まないで下さい。





14日、
祖父が93歳で他界致しました。

前日の13日に会いに行ったときは
普通に会話もしていました。

「また明日ね!」

そういって握手をして
おじいちゃんの部屋を出ました。


夜中の1:00と4:00に
母の携帯に祖父からの電話の着信履歴が
残っていました。
夜中なのでそのまま寝てしまいました。
今となっては電話に出れていればと
母も落ち込んでいました。


朝7時くらいに
施設の人から電話がきて
急いで行きましたが
既におじいちゃんは
息をひきとっていました。


この日、
おばあちゃんを施設から連れて、
おじいちゃんに
会わせてあげる予定でした。
妹さんと弟さんも来てくれて
みんなでお話ししようとしてた日でした。

みんなを待たないで
なんで
なんで一人で……

私、
明日も会えると思ってたから
おじいちゃんに
「ありがとう」を言えてない。



お酒飲むと上機嫌で
リビングでクラシックをかけながら
指揮者の真似をしてたり、
ワルツをかけて
ダンスしてたり

音楽とお酒とお喋りが大好きで、
怒るとすっごく恐くて、
頑固で我が儘で、
でも、
とてもさみしがりなおじいちゃんでした。


写真を整理していると
写真の中のおじいちゃんは
優しい笑顔ばかり。


お通夜の日の新聞に締め切りギリギリで
名前をお悔やみ欄に出して下さったので、
それを見て連絡を下さった方々や
来てくださった方も居て、
とても感謝の気持ちでいっぱいでした。


葬儀はお経ではなく、
クラシックをかけて欲しいと
書き残していたので、
なるべくおじいちゃんの希望通りにしました。


式が終わって
一段落しましたが
まだ携帯の着信が来る気がして
ついつい気にして見てしまいます。

呼んだら答えてくれて、
名前を呼んでくれる気がしてしまいます。



先に旅立った愛犬たちが
きっとおじいちゃんの所に
嬉しそうに走ってきて
嬉しそうに笑ってる気がします。
そんな気がします。


私の大好きなおじいちゃん

いっぱいのありがとうを。