イギリスでは、性別違和のある子供に対する二次性徴を抑制する通称思春期ブロッカーの処方が全面禁止となった。
シスの子供で思春期早発症の治療薬としては今後も使われるが、トランスの子供に限っては危険とのこと。
反トランスは常に、シスジェンダーの人々にとっては安全である薬を、トランスの人には危険であるとして禁止を求めている。
つい数日前にはJKロウリングが、ブラジルの少ない例を挙げ、「テストステロンを使用する多くのトランスの男性は、頻尿、便秘、オーガズムが得られない」と、テストステロンの危険についてツイッター(X)で、主張した。
テストステロンを使用しないシス女性にも同様の問題を抱える人は多数いるのだが。
JKロウリングは、これまでにも性ホルモンの危険性を繰り返し訴えている。
しかし実はイギリスでは、多数の更年期のシス女性達が、性欲を取り戻す為にテストステロンを利用している。
実際の効果が確認されている訳でもないのに、2022年の11月だけで、なんと7500名以上がテストステロンの処方を受けた。
しかしこれを問題視する声はない。
シスジェンダーの為であれば、目的がどうあれ、効果の有無に関係なく一切問題視されぬその薬は、トランスの人々にとっては命を救う薬であると、どんなに当事者が訴えようが、シスの人々があたかも親切心のように危険を唱え奪おうとする、こんな不合理はないだろう。
イギリスでは、既に性別適合医療の制限によって子供の死者が複数出ており、どう考えても常軌を逸しているとしか思えない。