アップあけましておめでとうございます。
2012年の更新は8回、2013年の更新は5回、
2014年の更新は2回、2015年の更新も2回でした。
2011年に開設したこのブログも
5年も費やしておいてトータルで28記事しかありません。
やる気ないなら閉じろとアメブロに言われそうですが閉じませんよ。

smap スマップ 謝罪 生放送 木村拓哉 中居正広

さて、もうニュースも感想も出尽くしたようなので
私も遅まきながら参戦したいSMAPの独立&解散問題。
スポーツ紙の一面を「解散」「分裂危機」の文字が踊ってから
まだそれほど日にちも経っていないはずですが
事態は既に収束に向かって(いるように見せて)おりまして、
メリー喜多川および御用メディアの落としどころとしては

「諸悪の根源である中居正広が飯島マネの退社をきっかけに独立を画策し
 残りのメンバーを引き連れて大恩あるジャニーズ事務所に
 反旗を翻さんとしたまさにその時!
 育ててもらった恩義を忘れなかった木村拓哉大明神が
 『ちょ待てよ』と反旗をひるがえそうとした中居を制止し
 見事HEROとしてメンバー分裂と事務所解雇を阻止。
 馬鹿なメンバー4人は全国放送の生番組で謝罪をさせられるという
 デビュー以来味わったことのないであろう
 屈辱的な目に遭わされたのでした。
 めでたし、めでたし」

というシナリオのようです。
もちろん、こんな馬鹿げたシナリオを鵜呑みにするファンは
このネット時代に多くはいませんから、
テレビでは「良かったねー」「木村君立派だねー」の大合唱、
ネットでは「老害メリー死ね」「小早川拓哉こそ裏切り者」という
テレビのONとOFFを境にした真逆の世論が形成されております。
酒井法子が炙ってお縄になった時はサンドバッグ並の袋叩きでしたし
ベッキーとゲスの極み乙女。川谷絵音の不倫ですら
ベッキー擁護派はバラエティで付き合いのある一部の芸人と
離婚して情緒不安定な西川史子、自身も隠し子騒動の過去を持つため
この手の話題は擁護せざるを得ないミヤネ屋の宮根ぐらいでしたから
今回のSMAP騒動がいかに歪な状況にあるかが良く分かります。
テレビのキャスターやコメンテーターだって
この温度差に気づいていないはずはないし
スポーツ紙の記者だって自分が理不尽な誘導記事を書いていることの
自覚はあるはずなのに、皆が「あーあー聴こえない」している状態です。

で、私が解散のニュースを聞いてからずっと思っているのが

「真のファンなら生き方も含めて支持しろよ、嫌ならファン辞めろ」

ってことです。
CDを買う、雑誌を買う、テレビを見る、コンサートに足を運ぶ。
応援の仕方は様々ありますし、どこまで追いかけるかは
その人のことがどれだけ好きかのバロメーターでもあります。
でもね、その人の生き方まで左右するような重大局面で
深く考えもせず「好き」って感情だけを燃料にして
「解散しないでー!」と声をあげるのはエゴの押しつけでしかないんですよ。
香取を除く全員が四十路を過ぎ
「アイドルグループ」という偶像売りにも限界が来ている今が
解散と再スタートの絶好のタイミングだったはず。
それを潰したのは、メリー喜多川でもなければマスコミの偏向報道でもない。
「世界にひとつだけの花」の購入運動に参加し、
解散阻止を呼び掛けるツイートを垂れ流したファンこそが元凶です。
今回集まった「ファンの声」は、そのまま御年89歳のメリー喜多川の養分となり

「私が嫌いならそれでもいいさ。
 でも、これだけ集まった声はどうするんだい。
 あんた達が大切にしてきたファンを傷つけることになるんだよ」

っていう、彼等を翻意させる最強の武器になってしまったのです。
あの生放送で見せた、木村拓哉を除く残りの4人のゾンビのような表情と
全てを諦めたかのような中居の言葉を見ながら私は思いました。

「あんた達は本当にこんな形でもSMAPが存続する方が良かったのか」

と。
放送終了後からメリー喜多川の解任を要求する署名運動なども
始まっているようですが、自分らの無責任な応援で
メンバーを狭い鳥籠に戻しておいて何言ってんだと思いますけどね。

本来は数年で使い捨てポイされるアイドルが
25年も活躍してきただけで充分じゃないですか。
違う道を選ぶというなら、何故その生き方を支持してあげないのか。

私の好きなCoccoも生き方が下手です。
不器用なんてレベルじゃない、ドヘタクソと言うレベルですが
それでも私は彼女の不器用さも含めて応援していますし
楽しさも哀しさも、経験の全てが音楽にフィードバックされるだろうから
私にできるのは作品として世に出た歌を聞くだけだと静かに見守っています。
SMAPはグループですからソロアーティストとはまた違う問題もあるでしょうが、

「25年も活動してきた彼等が
 相当な逆風に晒されることも覚悟した上で
 独立しようと思ったのは何故か」

をもう少しひとりひとりが冷静に考えていたなら
誰がどう見ても公開処刑だった生放送の惨劇は避けられたはずです。
解散報道が出た時に
「うん、寂しいけど彼等がそう決めたなら支持する」という声が
たくさん集まっていれば、事態は変わっていたんじゃないですかね。
血の涙を流さんばかりの表情で謝罪の言葉を口にした中居を見て
「世界にひとつだけの花」を買ったファンは何を想ったんでしょうか。

そうさ 僕らは
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい


ひとりひとり違う種を持つメンバーが
一大決心で第二の人生に踏み出し、新たな花を咲かせようとしたのに
よりにもよってファンがこのCDを買い漁って
可能性の芽を摘むなんて一体何の冗談でしょうか。

ちなみに、今回のことで木村拓哉の好感度が下がったとか言ってる人もいますけど
そもそもキムタクに好感度なんてあったんですかね。
福山雅治に勝てなくなったあたりから
「抱かれたい男ランキング」をやらなくなった「an・an」を始め
彼の人気こそ作られたものでしょうに。
今回の騒動で良かったところを無理矢理探すとすれば
あの幽霊画みたいな顔の嫁も含めて化けの皮が剥がれたことですかね。

工藤静香 幽霊画 木村拓哉

中山美穂と親友です→人気急落で他人面
酒井法子と親友です→逮捕で他人面

人気のアイドルや女優に近づき仲良しをアピールすることで露出をキープし、
何か問題を起こせば即効で縁切りして他人面。
工藤静香はこれを繰り返してここまでやってきたんですから
メリーと画策してキムタクに翻意をそそのかすなんてのは
赤子の手をひねるが如き容易いことだったはず。
さすが「FU-JI-TSU」(不実)を歌っていただけのことはありますね。
新曲は「RO-RAKU」(籠絡)とかどうでしょうか。
作詞に中島みゆきを依頼するのは止めてね。
ヤンキー感性が丸出しの愛絵里(工藤静香の作詞時の名前)で充分。

今後スマップが何を歌ってもあの映像が浮かぶし
木村拓哉と中居正広が仲良く会話しても
「あー、ファンのために演じてくれているんだわ」としか思わない。
若気の至りならまだしも、思春期から25年も同じグループとして活動してきて
40過ぎて入った亀裂なんて簡単に修復するはずがないですからね。
若い夫婦の離婚は元サヤの可能性があっても
熟年離婚ってもう絶対無理じゃないですか。
今のスマップはアレと一緒ですよ。

自分達のしたことを棚に上げ、メリーを叩いて憂さ晴らししたところで
もう彼等は鳥籠に戻されてしまった。
ご丁寧に再び逃げ出さないように翼を折られて。
死なない程度に餌を与えられ、
寿命を全うするまで飼い殺しにされるのを見続けるんですか。
そんなの楽しいですか。
それが、本当に望んだことだったんですか。

SMAPファンを名乗る全ての方に、今一度よーく考えていただきたいものです。

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