義父の葬儀と大阪土産 | シモツキの仏事の知識

義父の葬儀と大阪土産

妻の父親の葬儀が、妻の実家である大阪で執り行われた。
心から大阪を愛する、おもしろいお義父さんだった。
病に伏せってからはすっかりおとなしくなってしまったが、元気な頃はウチの子供たちを連れて、大阪中を回ってくれたものだ。
たこ焼きを焼くのも、上手かった。

当然、その葬儀に参列するために会社を休んだ。
忌引きとはいえ、みんなに迷惑をかけたわけだ。
土産ぐらいは買おうと思い、物色し始めた。

大阪土産は、意外に難しい。
北海道だったら「白い恋人」、仙台だったら「萩の月」、名古屋だったら「うなぎパイ」、福岡だったら「博多の女(ひと)」、大都市には必ずと言っていいほど、万人受けする土産物、それも職場に持って行くのにピッタリのお菓子がある。
だけど大阪には、それがないのだ。

不幸で休んだのだから「オモロイ恋人」や「大阪に行ってきました」といったネーミングのものを買うのは、やっぱり気が引ける。
妻に聞いても、「何でもいいんじゃない」と、つれない返事だ。

まさかたこ焼きを買うわけにもいかないし、結局、個数がちょうど良く、当たり外れのないようなモノを選んだ。

大阪、なにか定番の土産物を発売してくれ!

大阪の葬儀