ブツギリ平松の剛健日記

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21Jan
- 自分を高めたい人
  自分を高めることができる人はある共通点があります。それは「他人のアドバイスを即実行する」ということです。これには２つの大事な要素が詰まっています。１つ目は「効率の良い学び方を知っている」ということ。知識を効率よくアップデートするには絶え間ない情報の取捨選択が必要です。もちろんそれは知識に限りません。スポーツの技術にしかり、作文の書き方にしかり。教えてもらったことをまず実践してみて、よければ採用し、よくなければポイする。（すぐにポイするのもよくないのですが。）何事においても上達するには自分が知らないものをまず経験する必要があります。己の中にあるものだけで上を目指しても効率はとても悪いのです。２つ目は「教えてくれる人に敬意を払う態度が染み付いている」ということ。何にしても「教えてもらう」というのは非常に貴重な瞬間です。教えてもらったことをすぐに実践することは、教えてくれた人にできる1番の恩返し。賢い人は、教えてもらう機会が貴重であることを理解しつつまたその機会を得られるよう、最大の敬意を「即実践」という形で表します。誰だか忘れましたが（落合監督だったかな？）、「アドバイスを実行するにも、教えてくれる人のことを信用していなければ効果は薄い。半信半疑の心持ちで実践したところで身につくはずもない」という話を聞きました。私もまさしくその通りだと思います。自分もモノを教える立場にあるので信用してもらえるよう、より一層励む所存です。
17Jan
- 戦場で銃が撃てるのか
  自衛隊の訓練学校では、実弾（本物の弾薬）を用いた射撃訓練をやらせてもらいました。号令とともに200m先の的に伏せたまま5発、しゃがんだまま5発の射撃を行います。もちろん、的は動きませんし私に撃ち返してくることもありません。的当てゲームの感覚で同期と点数を競い合っていました。射撃訓練が一通り終わってから2ヶ月くらいでしょうか。空砲（実弾と違って発射音しかしない弾薬）を用いた模擬訓練に参加する機会がありました。その訓練では銃にレーザー、体にセンサーをつけます。対戦相手を射撃すると負傷状態となりビーと音がなります。その人は訓練から退場です。もちろん自分が敵から撃たれても音がなり退場します。模擬訓練は攻撃と防御に分かれて、どちらかを全滅させた（負傷状態にさせた）方の勝ちという訓練でした。ちなみに状況としては草むらが覆い茂った広い空間で、互いに最初300mくらいは距離をとっています。私も最初は「射撃訓練の成果を見せてやる」と意気込んではいたものの。実際にはうまくいきませんでした。なぜうまくいかなかったと思いますか？私はせっかくの訓練なので本当に戦場にいるつもりで参加しました。すると、やはり「死ぬのが怖い」という感情が頭を支配します。「死ぬ」とはつまり「敵から撃たれる」ということです。しかし、敵を射撃するためには相手から見える位置に顔を出し、狙いを済ませて大きな音とともに引き金を引きなければなりません。「顔を出した途端にバレて殺されるんじゃないか」「射撃したら自分の場所がバレて迫撃砲を落とされるんじゃないか」という恐怖から敵部隊を撃つ構えをすることすらほとんどできませんでした。撃つにしてもあまりに急いでしまい、射撃訓練で学んだ狙撃を全く生かせず私の弾は敵にかすりもしませんでした。理論上の正解は「敵から撃たれる前に撃って、すぐ体を隠す」なんでしょう。しかし、体を出して構えて狙いを定めて撃つ行為なんて私は１秒ではできません。（本当は出来なきゃダメなんでしょうが世の中の何人ができるんだか）よくて2、3秒でできたとしましょう。その2、3秒でさえも「死の恐怖」があるとその時間がとても長く感じられます。実際の射撃と訓練での射撃は何かしら違うのだろうなと予想はしていましたが、あまり想定していなかった部分なのでとてもためになる訓練でした。「先手必勝」「一撃必殺」この２つを基本として勇気を出して体を晒さないと、敵は撃てない。この教訓が人生で役に立たないことを願うばかりですが、なかなか知り得ない教訓だと思ったので紹介しました。ちなみに銃の代わりにテレビリモコンでチャンネルボタンを押すと広範囲の敵がみんな負傷状態になるそうです。
14Jan
- 自分に必要なことを分析
  共通テスト一日目が終わりましたね。昨年に比べると悲痛の叫びはそこまで聞かないような気がしますが果たして・・・？それはさておき…。学生たるもの、自分がどんな勉強をしていけばいいかは自分で決めなければいけません。その際に必要となるのが「自己分析」です。自衛隊では（勉強ではなく任務のためですが）自己分析の方法が確立されています。簡単な流れとしては1．現状をしっかり把握する2．自分の理想・未来像を具体的に記す3．現状と理想のギャップを明確化する4．ギャップを克服するためにしなければいけないことを考えるとなります。例を挙げるとするなら1．今私は学年順位が真ん中くらいだ2．志望大学は京都大学の工学部で、現役合格したい3．高校の進学実績から考えると、学年10位以内に入る必要があるので学年順位を100上げなければいけない4．苦手な数学を30点、物理を20点上げられれば学年順位が100上がると見積もられる．そのために…となるでしょうか。あくまで例なので簡単に書きましたが、細かく詰めれば詰めるほどあなたのためになる分析となるでしょう。あと、この分析は1回やって終わりではありません。現状は日々変わっていくものですし、理想も何かのタイミングで変わることがあるでしょう。分析を更新し続けて、何をしなければいけないのか常に明確化することが肝心です！
10Jan
- 世界を変えたければベッドメイキングから始めよう
  ウィリアムマクレイヴン海軍大将によるテキサス大の卒業式スピーチでの言葉です。あなたは布団やベッドを毎日片付けたり整えたりしていますか？以下、スピーチの抜粋です。私たちは毎朝ベッドを完璧に取ることを求められました。当時は少しバカバカしく思えましたが、この単純作業の智恵が本物であると思い知らされました。ベッドを毎朝整えると、その日の最初の仕事を完了したことになり、それだけで褒められたような感じがして、その他の仕事も次から次へと頑張れるような気になるでしょう。そして、1日の終わりには、ひとつの仕事の達成が積み重なって、いくつもの仕事の達成になります。ベッドメイキングとは、人生の小さな物事を強固にしてくれるものでもあるのです。小さな物事を正しく行えないのなら、大きな物事を正しく行うことなど決してできないでしょう。 Willian H. McRaven受験は「達成」の連続です。・ある問題集を今月までに解き終わる。・単語を1週間で100語覚える…などなど。あらゆる「達成」をしていかなければ志望校に合格はできません。そして、問題集にしろ単語帳にしろ簡単に終えられるものではありません。それに比べると、ベッドメイキングは確実に達成できる行動です。もちろんベッドメイキングをしたからといって直接頭が良くなるわけではありません。しかし、1日の最初に「達成する」ことはあなた自身に肯定感をもたらすとともに、次の「達成」への足掛かりとなってくれます。成績を上げたいならベッドメイキングから始めましょう。何かを達成する癖がついている人、それを続けられる人は強い人です。
09Jan
- 授業を受ける態度
  授業の飲み込みがいい生徒というのは、ある共通点があります。それは、「話す人の目を見て話を聞いている」ということです。授業は“先生一人に対して生徒が複数人“の構成で行われます。しかし、実際先生は本音を言えばあなた一人ひとりに対して説明したいし、そのつもりで授業をするのです。そんな先生の目を見ながら話を聞く人には、先生の言わんとしていることがしっかり届きます。1対1の会話をしているつもりで聞くと情報が右から左へ…なんてことにはなりません。自衛隊の教官は説明する時、本当に生徒一人一人の顔を見ながら説明します。教官の顔を見ずに話を聞いている生徒はすぐに見つけられて名指しで注意されたものです。200人規模の学生相手に対してでもですよ。私も怖い教官の話を聞くときは緊張感を持ちながら話を聞いていました。そういう教官の授業内容はノートをとらずともその日のおやすみ前までしっかり頭に残っていたものです。授業を受けるときはぜひ先生の顔を見て話を聞いてみてください。吸収の度合いがまるで変わりますよ。
05Jan
- 受験直前でやること
  共通テストの入試日がどんどん近づいています。あなたは直前期、何をしてましたか？　あるいは何をするつもりですか？いろんな意見があるかと思いますが、私の場合は「特別なことはせず、今まで通りの勉強をする」でいいと考えています。理由は２つあって、１つ目は直前で新しいことをしようとしても身につかないからです。12月くらいからは過去問演習をする人がほとんどでしょう。直前期は引き続き過去問演習をしたり、今まで解いた問題集の復習に時間を充てることをお勧めします。２つ目は、特別なことをしようとすると直前だということを意識してしまい、かえって勉強に集中できなくなるからです。特殊な行動は意識を脅迫してしまいます。直前になるとソワソワして勉強に身が入らないでしょうがここが正念場です。全国の受験生、がんばれ！