動画主様、お借りします。m(_ _ )m
 上の動画は1984年サラエボオリンピック、アイスダンス金メダル、ジェーン・トービル&クリストファー・ディーン組のボレロです。芸術点でジャッジ全員が満点の6.0をつけた伝説の名プログラムでした。

 「チャンピオンのやることだから許されるし受け入れられる。」
これ、名香智子さんのマンガ「パートナー」の中のセリフなんです。
このセリフ、このボレロを観ると思い出すんです。
 アイスダンスは氷上の社交ダンスと言われていて、そのスタイルを変えるプログラムを滑ってみせたのがこのふたりだったかな、と。
 次の年から四年間チャンピオンだったベステミアノワ&ブキン組のフリーも、ずっとストーリーのある芸術性が高いものに変化して、社交ダンスとは違ったものだったと思います。彼らも何度も6.0を出しました。その次のチャンピオン、クリモワ&ポノマレンコ組のフリーもまたドラマチックなもので、こういう演技はしばらく続くようでした。
 次のオリンピックチャンピオンはウソワ&ズーリン組になるのでは?と思っていましたが、リレハンメルではグリシュク&プラトフ組が金メダルでした。彼らのフリーは原点回帰というか、従来のスタイルに戻ってスピードと複雑なステップの滑りだったので、逆に新鮮に感じてしまいました。むしろこれが本来のアイスダンスか、と。もっともコンパルソリやオリジナルダンスではタンゴやルンバなどの決められた課題があるから、そっちをちゃんと観ればダンスらしい滑りが観られたのかもしれません。でもフリー以外の放送はあまり目にしなかったから、当時はアイスダンスらしいアイスダンスというものがよくわかってなかったかも。
 今の時代はやはり伝統スタイルの氷上のソシアルダンス風だと思います。でも、ボレロ以降、大ブームだったアーティスティックでドラマチックなフリーの時代のプログラムが私は大好きでした。デュシュネイ兄妹なんかは妹が兄をリフトしちゃうとか、「銀のロマンティック・・・わはは」っぽいと思われていたようで・・・。

 マンガのパートナーの話に戻りますね。
何十年も変わらなかった競技ダンスのモダンの衣装を、チャンピオンがそれまでの定番スタイルから変えてきます。みんなが真似して衣装のデザインを変えてくるようになったと聞いて、茉莉花は感心してチャンピオンに言います。「すごいわね、ジェニファーのセンスって。そんな影響を与えちゃうんだもの」と。返って来た言葉は,「まちがわないで。チャンピオンのやることだから許されるし受け入れられる。同じことをしても力の無い物がやったんじゃ無視されるわ。世の中ってそういうもんでしょ。」
 このセリフを思い出すようになったのは最近なんですが、たとえば、男子の四回転の復活。プルシェンコの発言のおかげかな、なんて思います。また、数年前のアイスリンク仙台の再開も、荒川静香さんが練習場所を危惧する発言をして下さったのが動き出すきっかけになったみたいですし、チャンピオンの発言には影響力があると思います。
 羽生結弦選手が今シーズン結果を残すことを、それはどうしても一番大事なことだと「蒼い炎」で語っていましたが、ちゃんと結果が出なかったら、その演技が放送されるかどうかもわからない、と。結果も出して、本当に小さなものかもしれないけれど、被災地の方の力になれれば・・・と。(ノ_-。) ありがとう。君はホントえらいよ。そんなに強い気持ちで滑っていたから、絶対に諦めないド根性演技になったんだね。いい子だーっ!あの転倒後のジャンプ、最後のステップ、サルコウ、ビールマン、ドヤ顔、熱い抱擁、目に焼き付いた!。゚(T^T)゚。(ナルトのようだった、うん。でも見た目ジルベール)
 o(;△;)o 頑張ればいつかチャンピオンになれるよ。応援するからね。思い出すのは荒川さんの七万人パレード。あのときの喜びをもう一度味わいたい!(T▽T;)