減らすより、無くせ | 明日のあなたと握手する「決断力」

明日のあなたと握手する「決断力」

今日のあなたは、昨日までの決断でできています。
でも、今日の決断で明日からのあなたを創ることができます。
明日のあなたと握手するために、今日の決断を大切に。

減らすより、無くせ。
このことを今強く思うのは、参議院のことです。

各政党のマニュフェストが出揃ったようですが。
その中で、各党は国会議員の定数削減に言及しています。
でも、参議院を無くせ、とはどの政党も書いていません。

議員定数を減らすことは、歳出削減にもつながります。
でも、一方で議員一人あたりの権力が増す、国民の代表としての機能が弱まるという副作用もあります。
減らせば単純に済む、という話ではありません。

それならば、機能と権限が中途半端な参議院を無くす方が、よっぽど早道です。
なにしろ、今回の選挙でも改選されるのは半数。
改選議席で過半数を取り民意を得た!といっても、非改選議席と合わせてどうなのかという議論になります。
しかも、任期は6年で解散なし。
この変化の激しい時代において、現在の民意が6年間も固定されるのが本当にいいことなのでしょうか?
なにしろ、自民党が衆議院で300議席を獲得したのは、ほんの5年前の出来事なのですから。


ビジネスにおいても、リストラが不徹底になりがちなのは「既得権」に配慮しすぎるからです。
事業の撤退や工場の閉鎖は、かなりの痛みを伴います。
でも、全部門一律20%経費削減よりは、メリハリがついてます。
だから、その後の回復も早いのです。

減らすより、無くせ。
政治の世界でも、ビジネスの世界でも同じことが言えそうですね。