お久しぶりです。

ここ何年か色々な事がジェットスピードで起きて、必死で走ってました。

気がついたら1日が終わってる~。みたいなえーんこんなに時間に追われる日が来るとは思わなかったです。

が、最近、少し落ち着きまして、久々に野口病院にも行たり、ついでに、初めてのお泊まり家族旅行に行ったり。今年1年生になった娘の夏休みの宿題に襲われてなやんだり(笑)してました。

宿題にも目処がつき、落ち着いた今日の朝、娘をアフタースクールに送って行こうと駐車場に行くと、どこからか男の人の声が・・・

「すみません!こっちです!すみません!」

声の方を見ると、ちょっと怖そうなお兄さんが駐車場に座って呼んでいる・・・

正直な気持ちとしては、怖そうなお兄さんだし、関わりたく無い。このご時世、色んな犯罪に巻き込まれる可能性がありますし、単純に見た目が怖そうな知らない人に急に呼ばれても怖い!しかも、今は娘もいるし、何かあったら困るガーン

でも、ここはうちの(お店の)駐車場。行かないで他の人に何かあっても困るアセアセ

とりあえず、娘を車に乗せて、「ママが来るまで勝手に降りちゃダメよ!もしも、ママが帰って来なかったら、○○ちゃん(私の妹)が配達で駐車場に来た時、○○ちゃんと一緒にお家に帰ってね。」と言って声の方に行きました。

お兄さんに近づくと、自分の車からは他の車で見えなかった場所に色々落ちてまして、何かしら?と思っていたのですが、一番大きな物が車椅子だったので、ビックリ!

とりあえず、「大丈夫ですか?」と声をかけ、自分の近くに落ちていたお財布と携帯を拾った時、アスファルトが熱かったので、とりあえず車椅子を広げてお兄さんの脇に後ろから腕を入れて強引に持ち上げて車椅子に乗せ、落ちていた荷物は車椅子のポケットへ入れました。

車椅子から落ちた時にケガをしたのか、所々ケガをしていたのですが、お兄さんが「ありがとうございました。声をかけてもみんな逃げて行くので、どうしようかと思いました。もう大丈夫ですから。ありがとうございました。もう病院に帰りますので。大丈夫です。」と、言うので、

とりあえず、「うちの駐車場は少し傾斜がありますから、病院の敷地内まで押して行きますね。」

と、とりあえず病院の敷地内まで押して行きました。一応、ケガしてるし、病院の建物まで押した方が良いのでは?と聞いたのですが、本人が頑なな程「ここまでで大丈夫です。」と言うし、娘も心配だし。

そこでお別れして娘の所に帰りました。車に帰ると、時間的には、5分くらいしかたってなかったのですが、ママが何処かに連れて行かれてるのでは?と怖くなって泣いてたようで、抱き付いてしばらく泣かれてしまいました。

私が「何かあったら」とか「もし帰って来なかったら」とか言ったので、余計に怖がらせてしまったのだと反省しました。

私としては、車の中に居させた方が安心。もし何かあっても、15分もすれば配達の為に、妹が駐車場に来るし、娘は無事に家に入れるだろう。と思っての事だったのです。が、不用意に怖がらせてしまう結果になるとは・・・。

娘を怖がらせて泣かせてしまうし、後から考えると、アスファルトがめちゃくちゃ熱いから、とりあえず車椅子に乗せなくては!と、勝手に脇に手を入れて強引に持ち上げて・・・あのお兄さんどこか痛くなかったのかしら?とか、病院をこっそり抜け出したのがバレてもダメだし。本人も大丈夫って言ってるし。とか思って、病院の敷地内とは言え、外でさよならしたのは良かった事なのかしら?と、今さらながら考えてしまいます。靴を履いていなかったから、車椅子に乗せる時に足をアスファルトで擦ってしまったし。

祖父母を介護してた時は、ベッドから車椅子への移動は、ズボンを持って持ち上げてたのに・・・脇に手を入れちゃって良かったのか???

こんな時、応急措置的な事をもっと知っていたら・・・・娘を不用意に怖がらせないようにするにはどうしたら・・・

助けたい!と思っても、無知では助ける方法が分からない。大きな病院が近いから、こんな事がまたあるかもしれないし、少し勉強しなければ!と思いました。

そして、こんな事言っちゃダメなのは分かっているのだけど、お兄さんには気の毒だけど、見て見ぬふりをした人の気持ちも分かります。

お兄さんのお話を聞くと、事故で下半身が全く動かなくなったので、自分では動けないし傾斜で速度が出たあげく転んで怖かった上に、アスファルトは熱い!助けて欲しいのに、何人かには無視された。携帯は遠くに転がっていって届かない。

私を見つけて、今度こそ!の気持ちで大きな声を出して助けを呼んだ!お兄さんは必死だったんです!

でも、

転んで横転した時に、車椅子は畳んだ状態になってしまって、遠くからのパッと見では何が転がってるのかは分からない。

そして、お兄さんの下半身が動かないのも分からない。

パッと見て分かるのは、手足にタトゥーのあるヤンチャなお兄さんが、座って大きな声で「すみません!」と怒鳴ってる・・・

暑い場所で、必死に声をかけているから、顔も赤くなる・・・

もしかして、無視した人達は、ヤンチャなお兄さんが朝までお酒を飲んでいて、飲み過ぎて帰る途中で地面に寝そべって騒いでるように見えたのでは・・・

本当に申し訳無いけれど、私も最初は酔っぱらいが騒いでいるのだと思ってしまったから・・・携帯を持って何かあったら、警察に電話!とか思ってしまった・・・。

話を聞いた後は、酔っぱらいと間違えて申し訳無い気持ちでいっぱいになったけど・・・。

だからきっと、無視して行った人も悪気は無かったのよ。

でも、怖くても、せめて警察に電話してれば、お兄さんにはもう少し早く助けが来たのかも。とも思います。