各2時間12講座の受講料が3,000円。「こんなお得なことはない。これは受けないと」と思い、申し込みました。今月中が受講期間。なんとか、全て受講できました。

 

創価大学の夏季講座。従来は大学に行っての受講となりますが、コロナ禍なので本年は、初のオンラインでの講座となったそうです。私が見つけた新聞記事の案内を見ると、12講座中、6講座に関心があり、受講してみたいと思いました。6講座を3,000円で受けられるのであれば、御の字です。しかし、実際申し込んで受講開始日を迎えたら、また「もったいない病」が出てしまい、12講座全て受講しようと、思いが変わりました。

 

受講して特によかったのが、「源氏将軍と北条氏」と題する講座。私は日本史に関心があるのですが、学校で学んできた歴史は、出来事の暗記とのイメージが強く、当時は苦手でした。なぜそうなったのかという時代背景、例えば、当時の政治や世相、国民の思いなど、私はそういうことを学びたかったのです。この講座では、私のそのような思いに、しっかり応えてくれました。また驚いたことに、この講義を担当された先生は、来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証も担当されているとのこと。本当に楽しく学べました。

 

関心のなかった講座のなかに、とても興味をもった講座がありました。過剰に繁茂したホテイアオイという植物を加工して、エネルギーや栄養補助食品を作る実験の紹介です。エチオピアで行われているそうです。ホテイアオイは今まで、役に立たない植物で、迷惑になっていたそうです。それを逆手にとり、そのホテイアオイから、燃料や炭、また栄養補助食品である「スピルリナ」を作るというプロジェクトなのです。不要なものから高価なものを生む。それが成功すれば、一大産業にもなります。「これは画期的なことだ」と感心してしまいました。

 

自分の知らないことを学ぶと、新たな視点から、ものを見ることができるようになります。このことに気づかされただけでも、私にとって、この講座を受講した意味は大きいと感じました。

 

 

≪今日の心が動いた≫

政治とは、「不可能を可能にする芸術」

           [セサル・ガビリア 元コロンビア共和国大統領]