何年かに一度ひっかかる、大腸がん検診。再検査を受けるまでが憂鬱で…

 

2007年に初めて、便潜血検査でひっかかりました。それから今年で4回目。15年で4回は、普通なのでしょうか?

 

再検査はもちろん、大腸の内視鏡検査。検査日まで拘束されることが多く、これが精神的に負担なのです。

先ずは事前診察。問診を受け、検査日を決めるため、一度、病院へ行きます。

検査の前々日から制限があります。それは、食物繊維のある食品を極力摂らないこと。野菜や果物、キノコやゴマなどです。

前日は、検査食以外は食べられません。飲み物ではスポーツドリンク等はよいのですが、チョコやミルクの入ったものはダメです。三食とも、おかゆとちょっとした単品のおかず。せめて量だけでも増やしてほしいところ。その食事が全てレトルト。そのままでも食べられるとなっていますが、出先でそのパッケージを開けて食べるのも虚しいので、昼までは外出しませんでした。夕食も18時に済ませ、下剤を20時に飲まなくてはなりません。今回夕食は少しずらして19時に。夜は空腹を我慢しました。

当日は、8時から2リットルの下剤と、1リットルの水を飲んで、おなかの調子はいまいち。これをお昼頃までに済ませ、13時過ぎには、病院へ。14時からの検査で、帰宅したのは17時過ぎ。その日は、使用した薬の関係で、車の運転はできません。

検査でこのように拘束されてしまうので、「再検査」と聞いた段階で、いつも心が沈んでしまいます。

 

以前と同様、今回も大腸がんの心配はありませんでした。

以前、医師に聞いたことがあるのですが、便潜血検査でひっかかり、再検査をした人のうち、確か7~8割くらいの人が、治療が必要なほどの異常がないとのこと。大腸がんが見つかるのは、1割を切ると、聞いたこともあります。そうであっても、早期発見のためにも、検査は受けたほうがいいのは、理解しているつもりです。便潜血検査は、簡易でしかも安価で調べられるのはよいのですが、精度がいまいちのようです。もちろん再検査の際、カメラで見ることによって、精度の良い検査を受けられ、がんになっていないとわかるのは安心につながります。しかし、これだけ再検査で拘束されるのであれば、最初の検査の精度を、もう少し上げる方法はないのかと思ってしまいます。

 

 

≪今日の心が動いた≫

如何(いか)なる場合に於(おい)ても思想は力である。

                           [哲学者・阿部次郎]