But by Fall誕生物語”完”【Kazuya】 | But by Fallオフィシャルブログ Powered by Ameba
5年前

あれは、ちょうど今くらいの時期だっただろうか。

当時俺は21歳だった。

それまで活動していたバンドが崩壊し、

夢を追いかける少年の目の前は、そう、闇に閉ざされていた。




くっ

こんなに音楽を愛しているのに!!

こんなに才能に満ちあふれているのに!!




いつしか酒と女に溺れ(嘘)、どん底まで落ちた俺は、

毎日壁に頭をぶつけては(嘘)、




くっそおおおおおおおおお
カカロットオオオオオオ!!
くっそおおおおおおおおお
カカロットオオオオオオ!!





と叫び、頭から血を流しながら、毎晩スラム街をさまよっていた(嘘)。




しかし、5年前とはいえ、カズヤカズヤ

こんなところで朽ちることはない。




タフだった俺は

最後の願いを込め、ネットのバンドメンバー募集のサイトに

敬愛するFall Out Boyのボーカル、''Patrick''の名をニックネームとして拝借し、登録。

新たなメンバーを探そうとする。




なんせ次のバンドが駄目なら、バンドでの成功の夢は諦めるつもりだった。

自分が心から納得できるメンバーとじゃなきゃ運命は分かち合えない。

いったい貴様は何様だ?

と言われそうだが、片っ端からいろんなバンドの音源を聴きながらも、

今ひとつ、ピンとこないまま時間だけが過ぎた。



そんなある日。

今覚えば、あの日がある意味俺の運命を変えたともいえる。

''Catch22''というバンドのギタリスト募集の記事を見つけ、

なんとなくデモ音源再生ボタンをクリックしてみた。



俺の中で、それまで聴いてきた他のバンドとは一線を画す、

何か衝撃的なものを感じた。

ワンクリック運命だ。

曲調、そして何より俺の心を掴んだのは、あろうことかハラケンの歌声だった。

あの時に限っては

「いつやるの?後でしょ!!」

なんて言ってる場合じゃなかったんだ。



即ハラケンにアポをとり、近々彼らのライブを観に行くことを約束。

2008 5/22 ''パトリック''は八王子に向かった。




ライブ後、真っ先に俺に話しかけてきてくれたのがTouchだった。

まじでまさしく犬のように、めちゃくちゃ人懐っこい奴だな、というのが第一印象だった。

ハラケンは最初は無口だったかな。


その日で脱退するはずのGakuが一番喋りかけてきて超うるさかったwww
髪型もうるさかったwww
ちなみにこれは5年経った今でも一ミリも変わらないwwwww
(ALL OFFは超coolなバンドだけどね!!)




その日、彼らと意気投合しすぎた結果、

俺はそのままハラケンの家に泊まることになる。

俺たちのゲイ伝説の始まり(大嘘)。





翌日、一緒にスタジオからの、

盛り上がり過ぎて、カラオケ。

そして正式に俺たちは一緒にバンドをやることに決めた。

そのタイミングでバンド名を変え、

めでたく、''But by Fall''は誕生した。





「But by Fall誕生物語」

ここに完結。













あ、でも俺の話にはアッキーがまだ出てきてないねwww

せっかくだからもう少し書こうか。





結成から間もなく、俺たちは幸運にも、But by Fallに興味を示してくれる大人たちに巡り合うことができた。

2009年の春。

記念すべき俺たちの1st Mini Album ''Heart beats''をリリース。

初めての本格的なツアー。

ショップに自分たちのCDが置かれてるのを見て、俺たちは狂喜乱舞。

俺は山の頂点に立ち



ふははははははははは
恐れ入ったかカカロット!!!!
ふははははははははは
恐れ入ったかカカロット!!!!




と叫び狂っていた。(嘘)



しかし、2010年。

当時のベーシストMatsumotoの脱退が決まる。

初めて訪れたといえる、But by Fallの危機。

なかなかベーシストが決まらない。


再び目の前が真っ暗になる俺。




くっそおおおおおお
カカロッ.........



「待ちな!!!!」

「もう頭を壁に打ち付けるのはやめなよ!!!!!」




現れた、黒ぶち眼鏡の救世主。

メサイアか。

エンジェルか。

いや。




アッキーでした。


そもそもハイスクール時代一緒に''Lily''でTouchと活動していたアッキー。

加入以前から、ハラケンや俺とも親交が深かったしな。

自然なことだったと思う。




まるでおもちゃを買ってもらった子どものようにはしゃぎ狂うカズヤ。

アッキーを振り回しまくる。

アッキー無双。




アッキーは心底うんざりしていたようだが、俺は新体制のBut by Fallがかなり好きになったぜw




そう、これでついに現在のラインナップが確定したんだ。




2011年

1st Full Album ''Take Back Your Romance''

をリリース。

「ネバギバッ!」とちょっかい出されるようになる。




2012年

2nd Full Album ''A Bloody Love Letter''

をリリース。

「だ!からー!!」といじめられるようになる。






そして


2013年 5/26


5周年の明日、
俺たちは初めてのワンマンライブを行います。



対バンがいない。

頼れる先輩も

かわいい後輩もいない。

ステージには4人だけ。

でも、俺が思うに、

ワンマンを控えたこの1ヶ月間

俺たち4人は、5年間の歴史の中で、どの瞬間よりも''ひとつ''になれている。

そして、いつも支えてくれるみんなが、明日はたくさん集まってくれるだろ?

いろんなものを犠牲にして俺たちに会いに来てくれるんだろ??



だから怖いとは全く思わない。

もし次にBut by Fallヒストリーを書く機会があるなら、

明日のことは、一番でかい字で書きたい!!

絶対そんなライブにするぜ!!


















待ち切れない!!!!!









明日アッキーが遅刻しませんように、と祈りながら。

Kazuya.