退院予定日だったはずの日
入院延期になったが家族は誰も困っている様子はなかった。
しかしなんて言う家族だ娘はお母さんの作ったお弁当よりお父さんのお弁当のほうが、おかずの種類が多くて良いと言う始末である。
なんていう家族だー
なので先生に「娘にもお母さんの作るお弁当は、おかずが少ないしお父さんのほうが、おかずが多いから、私はいらないそうですからまだ入院してます。」と入院生活が続く。
いったいいつになったら監獄(病院)から出られる
まあいいか病院の食事は美味まあいいしくて上げ膳据え膳だし、病院からの眺めは最高である。退院予定日の日に耳の詰め物をぬいてもらったので右耳が使える。イヤホンを右耳に入れてでも観てみる。
人の声でも女性の声が変・・音楽なんかはますます変な曲に聞こえる・・・
どえー世界が変わった。高音が聞こえなくなっているからだろうか
その後退院間際に同じ病室に神経内科の患者さんが入院してくる。
その患者さんの主治医である若い先生がかっこいい
病院にいる楽しみも増える。
病院にいるのも悪いことばかりではない
私はまだ自由の身ではなくベッドにいる時間が長くて、神経内科の患者さんは、良く散歩だの売店に買い物だのベッドにいつもいなくて、私のベッドがその患者さんの真向かいであるので、その若い先生が回診に来ると、いつもベッドにいなくて、私が「今散歩中です。」と教えていたがそれも楽しみの1つであった。
M先生に退院に向けて歩行練習をするように言われる。
しかし、私の体は手術してからいったいどうなってしまったのだろうかいろいろな人のブログを見て、ここまでめまいが長い人はいなかった。
毎日毎日少しは良くはなっているが、少しずつしか良くならない。
看護師さんにも「だいたい耳の手術だとせいぜい2週間だろう」と言われるが、しかしその通りである。
少しは本も読めるようになる。先生もそれを見て「そろそろ良さそうだな」
ともうそろそろ退院許可が出そうだ。
家の帰る前に家の中に階段があるので、平らなところは歩行練習してたが、まだ階段での歩行練習はしてなかった。
病院の階段で上り下りをしてみる。そしたら、階段の上り下りでめまいがする。
入院前までこんなことがなかったのに何でだろう
看護師さんにそのことを言って階段での練習に付き合ってもらおうと思ったが、その頃はベテラン看護師さんではなく新人看護師さんで他の仕事で手一杯で余裕がなかった。
そのことは先生たちには伝わってなかった。
退院後1週間後に術後1週間検診の予約をして退院が決定した。
家族の向かえにくる都合もあり週末に退院。
入院してからようやく19日目に退院だった。
しかし2週間予定が長い入院生活になってしまった。
退院後の生活で先生から飛んだり跳ねたり激しいスポーツはしないように、楽しむ程度のスポーツはOK
しばらくは重い物を持つ際に力んだりしない、鼻を強くかまないとの注意を受ける。