今日は夕方から物凄い豪雨であるが、私は2日ばかり前に雨宿りの夢を見ていた。
最初は商店街のおばちゃん用品専門店で、一人のおばあちゃんがお買い物をしようとしていた。
そこの三人の店員さん、スリードーターズがおばあちゃんにお勧めの衣装として黒のレースの服、いわゆるゴスロリスタイルのワンピースと黒い日傘を着せようとしているのだが、このお店は私の母のお気に入りの店で、何を選んでも決して浮かないという、おばちゃんによるおばちゃんのためのおばちゃんの店であり、一定数の顧客を確保していたのであった。
しかし、いくらなんでもこの店はゴスロリドレスは置いていないはず、と思うのにこれがまた小柄なちょっとぽっちゃり系のおばあちゃんに恐ろしく良く似合い、どこかの外国の上品なご隠居様かと思うような仕上がりなのであった。
すると、そこに同じように着飾ったおばあちゃんたちが数名現れ
「雨にならないうちに市民農園にお芋掘りに行きましょうよ。」
とキャピキャピとはしゃぎながらお出かけしていくのである。なんで芋掘りに行くのに着飾っていかなければならないのだ。しかも雨が降りそうだというのに。
私は途中までおばあちゃん達についていくのだが、いやこんなことをしている場合ではない。雨が降るのだったら今のうちにお使いを済ませておかなければいけないと思い、先ほどの商店街に戻ろうとした。
ここで夢の中ではやってはならない事が起きてしまう。
つまりおばあちゃん達と途中まで行動を共にしていたため、来た道をただ戻るよりも途中で曲がった方が早く商店街に出るはずと思って、向きを変えたのである。
その結果、商店街に出たことは出たが、家の近くの商店街でありながら、すごく古ぼけた店が並んでいるのである。これは時間が進みすぎて町全体が古びてしまったのか?
と、そこにいきなり雨が降ってきたのだった。
まさにバケツをひっくり返したような雨で、私はどこかのお店で雨宿りをさせてもらおうと思った。
しかし、あっという間に各店舗がシャッターを下ろしてしまい、ようやく最初のおばちゃんの店にたどり着いて雨宿りさせてもらおうとすると
「シャッターが引っかかって閉められないんだよ。あんた手を貸してくれないかね。」
と言われ、手伝っていったんシャッターをちょっと持ち上げると、ピシャーンとシャッターが下りて閉まってしまい、いくら呼んでも何の返答もない。
しかしここまで来たなら家は近くなのだから走って帰ろうと思い、振り返ると道路が無くなって泥水の川になっているのだった。
いくらなんでもこれはないだろう。とぼうぜんとしている間にも泥水はかさが増してくる。
すると不思議なことに、泥水の中で呆然としている私を別の私が見下ろしていて
「仕方ないな。救い上げてやろう。」
と手を伸ばして掬い取ろうとするのだが、不器用なのか手が大きすぎるのか、手で泥水をかき回す事になって、小さいありんこのような方の私は波にどぶんどぶんと揺られながら流されて行ってしまったのであった。
