音程は、チューナーを見ながら弾いたり、
押さえる場所の目印を付けたりすれば、
誰でも分かります。
では、その音が美しいかどうか、は、
どうでしょう?
測ってくれる機械はありませんから、
目で確かめることはできません。
気にかけながら聴くしかありません。
美しい音を鳴らすのに大切なのは、右手。
つまり、弓の運び方。ボーイング。
それから、楽器の本体だけでなく、パーツの一つ一つも、
みんな音に影響します。
中でも、おろそかにして欲しくないのは、弦。
音の源ですから、当然ですよね。
安く済ませようと考える方もいるようですが、
そこはあまり節約しないでいただきたい。
弦(げん)とは、これです。4本の糸状のものが弦です。
これは、弓(ゆみ)。弓の毛は弦とは呼びません。
私の教室では、
1/16~1/4サイズは、ヴィジョン、
1/2~4/4サイズは、トニカ を標準としています。
アップグレードしたい方には、もう少し高価な弦をおすすめします。
ドミナントが一番一般的かと思いますが、
私はどうも好きになれず、使いませんので、
生徒さんにもおすすめしていません。
大人の方には使って欲しくありません。
楽器が大きくなればなるほど、弦の質の差は、
音に大きく影響します。
小さな分数楽器にはいいかもしれません。