左は、1/16。すごく小さくてかわいい。
右は、4/4。大人用フルサイズ。
 
私の教室では、♯が3個のイ長調から始めます。
1指と2指は広げて押さえるのですが、
どれくらい広げるかというと、
1/16では、1.7~1.8センチ、
4/4では、約3.3センチです。
 
指で押さえる場所の目印に、シールを貼っていますが、
これはだいたいの目安ですから、絶対ではありません。
駒が傾いたり、ねじれたり、ずれたりしたら、
押さえるべき位置も変わってきます。
 
基本的には、
指先をつける(半音)、広げる(全音)の二通りですが、
指の太さ、長さ、関節の柔らかさは、一人一人違うので、
そんなに単純ではありません。
シールを見るよりも、音を聴く方が大事。
 
音程は、弦楽器の最大の課題です。
押さえる位置が、1ミリずれたらどうなるでしょう?
 
フルサイズなら、許容範囲に収まるでしょうが、
小さな楽器では、かなり外れて聞こえます。
 
小さな楽器で正しい音程を作るのは、難しい。
だから、少し外れても仕方ない…ではなくて、
それでも、ダメなものはダメ!です。
聴くことが習慣になれば、ちゃんと聴こえるようになります。
 
『ピアノを習えば音感が身に付く』と思っている方は多いです。
ですが、ピアノで音を外すのと、バイオリンで音を外すのは、全然違います。
半音外さなくては気が付かないようでは、困ってしまいます。
バイオリンに必要な音感は、バイオリンでしか身に付かないと思います。
 
 

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