私が両手をひろげても、
   お空はちっとも飛べないが
   飛べる小鳥は私のやうに、
   地面を速くは走れない。
   私がからだをゆすっても、
   きれいな音は出ないけど、
   あの鳴る鈴は私のやうに
   たくさんな唄は知らないよ。
   鈴と、小鳥と、それから私、
   みんなちがって、みんないい。



金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」という詩です。



私が大好きな詩。




土地柄、小さい頃から金子みすゞさんの詩に触れる機会が多く心に残る詩が多くあります。


・星とタンポポ

・お魚


など。



その中で幼心に強く印象に残った詩は、

・大漁


という詩と(これは追々書きます。)、



この、

・私と小鳥と鈴と


です。





いまでもこの2つの詩は頭に残っていて、
スラスラと言えるほど覚えています。







みんな違って、みんないい。





すてきな言葉だな、と思います。






仕事柄、そして大人になるまでの育てられ方で、私は「こうでなければいけない」、と言われ続けて、




結果、鬱になりました。





でも。




今思うのは。






みんな違ってみんないいんだ。



ってこと。




だから誰かを羨む必要もないし、

誰かみたいにならなきゃいけない訳でもないし、






そして、今の私が、今の私であることは、
なんの間違いもない。




今は不思議とそう思えるんです。




ブログをしてることで、コメントやDM、メッセージなどで、私と同じように苦しんでいる方とやりとりをすることができます。



そんな皆さんに金子みすゞさんの、




「私と小鳥と鈴と」





この詩を贈ります。






どうか誰か1人でも、心に届きますように。