ウラジロガシを食べてみた | やんばるを楽しむ日々

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沖縄本島北部(やんばる)の自然を楽しむ日々を綴っていきたいと思います。


去年はウラジロガシが豊作で、バケツに溢れるほど採れた。日本で一番大きいという実はコロンとしていて可愛い。
欲しい人に分けてもたくさん余ってしまい、昔に見た本を思い出しながらアク抜きに挑戦❗


まず殻ごと茹でてトンカチで一個ずつ実を取り出す。虫食いがひどいのは除く。もう一度茹でてあとはひたすら水にさらす。味見をしたら苦味と強烈なえぐみで飲み込むこともできない。約一週間ほど水を替えながらアク抜きをする。


あく抜きが済む頃にはこんなに黒くなる。実は締まり型くずれもない。それをミキサーにかけ冷凍にした。


まず作ってみたのはドングリクッキー。チョコチップみたいで美味しそう❗
でも残ったつぶつぶがバリバリに固くなって歯が折れそう。残念。


次は月桃の葉で包んで蒸すムーチーにしてみた。黒糖みたいになっているけれど、これはドングリから出た色。まあ普通に美味しかった。でもドングリの風味があるわけでもなく少しがっかり。作らなかったけれど、ドングリ炊き込みご飯でも美味しそう。
縄文人が食べていたというウラジロガシ。多分川とかに漬けていたのだろうか。その後は天日で干して保存したのだろうか。どんな食べ方をしていたのか想像がふくらむ。貴重な食べ物だったと思う。
好奇心だけで始めたことだけれど、昔昔の人たちの追体験は手間暇のかかるものだった。
アク抜きが済んだドングリはもっちりしていて、かじっていたら何だか充実感があった。
でももう二度とやらない(笑)