わたしゃ自慢じゃないけど、昔から色んな物を拾います。
 
 いつも下向いて歩いてるから?
 
 んで
 
 きょうは、お得意さんの田圃の畔で寛永通宝を拾いました。
 

 
 誰が落としたんやろ?
 
 どんな歴史があるんやろ?
 
 ロマンに浸っていると
 
 この田圃の主が「 それ、きょうの代金ね 」っておっしゃる。いっぺんにロマンが吹っ飛んだ。
 
 どうせなら寛永通宝より卑弥呼の金印の方がよかった。
 
 
 
 
 蛇足として以下は、寛永通宝についての略歴です。
 
 寛永といえば、徳川3代将軍家光の時代であるが、その寛永3年(1626年)に鋳造されて、実質的には初めての国内統一通貨として、江戸時代流通したのは周知のところだ。
 銅銭はその後も長く法貨として生命を保ち、昭和28年12月かぎりで、ようやく通用禁止となって流通界から姿を消すこととなった。