こんにちはキラキラ


私が連載するブログをいつも関心を持って 読んでくださって

本当に有難うございますおねがい

 

韓国南の町の物語14編では

韓国人が一番愛している画家イ·ジュンソプさんの話をしようと思いますキラキラ




韓国の国民的画家です
教科書にも彼の作品が載っていて、

彼の名前を知らない人はいません

ハンサムで背が高く、スポーツマンで歌も上手で
何でもできる画家
40歳の短い人生を生きて行きました
彼は韓国のゴッホと呼ばれたりします

植民地時代や6.25朝鮮戦争など
韓国史の最悪で大変な時期を
生きた悲運の天才画家です

元々は裕福な家庭に生まれ
日本留学とフランス留学を考えていたくらいの
余裕がある家庭で育ち

日本に留学することになり
日本留学中に学校で出会った

日本人女性と結婚をすることになりました
(韓国の名前はイ·ナムドク)


韓国で暮らすようになりましたが、
戦争や様々な状況で

韓国のあちこちをさ迷い避難生活をし、

戦争で済州島まで避難しました


しかし1坪余りの空間に息子2人と妻と、

とても貧しく暮らし

妻は子供2人を連れて東京へ帰ります

日韓国交断絶などで生き別れになる暗い時代です

 

 

私の大切で愛する妻よ..
...自分が愛する大切な妻に

心からすべてを捧げ 愛することができない人は
決して立派なことができない

(イ·ジュンソプさんが妻に宛てた手紙)

 

夫婦はハガキと手紙を交わし、

また会う日を約束しました

 




イ·ジュンソプさんの絵には家族の絵が欠かせないです
いつも妻と子供たちを思いながら熱心に絵を描き
家族がいる日本に行こうとしましたし

とても貧しくて絵の具を買うお金もなかった彼は
タバコの包装紙の内側の銀箔紙に絵を描き
ウンジファ(銀紙画)という

新しい技法を創り出したりもしました

 

 

 

*ウンジファ(銀紙画)

外国の煙草の包み紙に付いている銀箔を刻んだり、

引っかいたりして、その上に絵の具を塗って拭き取る技法

 

愛する妻と息子に書いた絵手紙を読んでみると、
どれだけ家族を愛して 

家族のもとに帰りたかったのか

切実に感じられます

 

日本語で書かれた文章です
日本の方に読んで頂くと、もっと心に響くと思いますキラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



子供と妻を日本に行かせ、貧しく寂しく
一人で過ごしたであろうイ·ジュンソプさんを思うと
とても心が痛いです
家族にどれぐらい会いたかったでしょうか…

イ·ジュンソプさんは統営でも

2年くらい滞在していました


その時イ·ジュンソプさんが住んでいた所に

数日前に行ってみました
統営に住みながら、
彼の作品の中で一番有名な

名作品をたくさん誕生させました

パパが一生懸命に絵を描いて

おもちゃをたくさん買って行くね

と言いながら一生懸命生きていました

しかし展示会を開いて努力もしましたが
彼の絵は売れなくて精神病者扱いをされ
精神病院に1ヶ月ぐらい入院することになりました


栄養失調や肝炎などで食事もろくにできなくなり
結局あんなに懐かしがっていた家族のもとにも

帰ることができず
ソウルのある病院で40歳の若さで亡くなったそうです

亡くなってからも無縁故者として

霊安室に数日間安置されましたが、
うわさを頼りに来た友達が来て葬儀を執り行いました

本当に胸が締め付けられる思いです

 

 

イ·ジュンソプさんに関する本があり購入しました


人生とは
寂しくて 悲しくて 恋しいもの
と書いてある文を読んで心が痛かったです

40歳という短い生涯
立派な名作を残して行きましたが
とても貧しくて寒くて寂しい生涯を送った

イ·ジュンソプ画家
家族がどれだけ恋しかったか
胸がいっぱいになりました

統営は小さな港町です
私の亡くなった母の故郷でもあります
東洋のナポリと呼ばれる小さな都市
その中に輝く文化芸術があります
数多くの芸術家を輩出しています

そこで暮らしながら素晴らしい芸術作品を残した
イ·ジュンソプさん
人生のいろんなことを考えさせられた画家でした

 



統営のイ·ジュンソプさんの居住地と標石の写真


統営でイ·ジュンソプさんのお住まいを訪問しました

 

【住所】

통영시 항남동 241-1
統営市港南洞241-1


私はしばらく立ち止まって標石を眺めました

以下はイ·ジュンソプさんの作品です
*写真出典NAVER

【タイトル:牛】

 

【タイトル:西帰浦(ソグィポ)の幻想】

 

【タイトル:旅立つ家族】

 

 

【タイトル:月とカラス】

 

【タイトル:統営の沖合】

 

【タイトル:白い牛】

 

韓国の国民画家イ·ジュンソプ (1916-1956)