週末の朝になりました
もう母が亡くなって2ヶ月になります
朝、母の故郷に帰りたくなり朝ご飯も食べずに出発しました
ソウルからは4～5時間かかる統営ですが、今は巨済島から橋を一つ渡れば行けます
こちらにいる間にできるだけ頻繁に行こうと思っています
こんなに美しい季節をここで過ごすことができるのは
大きな幸せだと思います
朝、ご飯を食べに行ったところは
中央市場の中にあるウォンジョミルムル食堂
ホヤビビンバ
メイタガレイのよもぎスープ
ビクニン鍋、牡蠣のスープご飯、牡蠣の釜飯など
季節の旬の物が多いですね
今が食べ頃のホヤビビンバを注文しました
美味しそうに整った食事
貝、牡蠣などが入ったワカメスープ
カンジャンケジャン(渡り蟹の醬油漬け)、青のりの和え物、
韓国風いりこの佃煮、青菜類、韓国風茶碗蒸し
焼き魚～
ホヤ、海苔、ゴマ、ゴマ油にご飯を入れ混ぜて食べます
他のおかずがなくても、とても美味しいです
ウォンジョミルムル食堂
【住所】
경상남도 통영시 중앙동 중앙시장1길8-42
キョンサン南道トンヨン市チュンアン洞チュンアンシジャン1キル8-42
【電話番号】
055-643-2777
【営業時間】
8:00～21:00
色々な春の野菜たち
メイタガレイのよもぎスープが旬なので
ヨモギもたくさん売っていますね
中央市場の中にあるお餅屋さん
春なので
スッポムリ(ヨモギを混ぜたお餅)
ヨモギをたくさん入れたお餅もたくさん出ていました
人が暮らしている活気を感じられる
統営(中央)活魚市場
ピチピチ生きている
新鮮な魚たち
あんなにいっぱい詰めて
本当に本当にお手頃な価格で
販売しています
お刺し身が好きな方には必ずお勧めするところです
ホタテ、アワビ、サザエ、なまこ
夕食に食べようとホタテとホヤ、アワビなどを買いました
生きているキレイなホタテ貝
アワビ
ホヤ
こんなにたくさん2万ウォンくらいで購入しました
新鮮な海産物を思う存分食べれて幸せです
トンヨン活魚市場
【住所】
경상남도 통영시 중앙동 1-1번지
キョンサン南道トンヨン市チュンアン洞1-1番地
【電話番号】
055-645-9092
【営業時間】
8:00～20:00
その次は
コーヒーを一杯飲みたくて
カフェに行きました
三文堂カフェ
三道水軍統制営(12工房)の傍にあり探しやすいです
内部はレトロな感性
三文堂コーヒーのメニューです
内部の様子
旅行してコーヒーを一杯飲むのに良い雰囲気
統営の小さな家を見下ろせる窓側の席
私が注文したのは
ハンドドリップ ゲイシャコーヒー
(フローラル、シナモン、ドライフルーツ、チョコレート)
午後の日差しが暖かい
統営カフェの窓際で
音楽を聴きながらコーヒーを一杯
昔、祖母宅にあったような
東洋画と屏風
この場所の雰囲気とよく似合いますね
コーヒーを飲むところに置かれている
本の中から一冊をご紹介します
本のタイトル
『コイン1枚でも幸せだった小さな店の日々』
以前、母が使っていたものと
似たような裁縫箱
昔、寝室の焚口の近くにあったような分厚い綿の布団と
布団の中に入れておいた食器
お膳と(お膳かけ用)クロス、昔の食器
懐かしく微笑ましい昔の風景です
※韓国では昔、お茶碗を布団の中に入れておきました
オンドルの焚口が近くにあったからです
焚口(火をくべる場所)は外にありますが、
寝室のオンドルが一番温かい場所でした
保温炊飯器がない時代の母親たちの知恵です
私の母も父のお茶碗をあのように入れていた記憶があります
本をめくってみました
だんだんと姿を消している
町の小さな店を描いた絵が
穏やかに心に届きますね
温かい絵を見ながら
しばらく子供の頃に
タイムトラベルをしたような
気分でした
お店の中に三文堂製品も販売していました
人が多くなく、静かでリラックスした時間でした
三文堂
【住所】
경상남도 통영시 중앙로168
キョンサン南道トンヨン市チュンアン路168
【電話番号】
055-645-9092
【営業時間】
11:00～21:00
※月曜定休
歩いて出会った
詩人キムチュンスの詩
しばらく立ち止まってキムチュンスの"花"と言う
詩を読んでみました
文化芸術の都市
作家パク キョンリ、詩人ユ チファン、キム チュンス
画家イ ジュンソプ、チョン ヒョクリムなど
たくさんの韓国の偉大な芸術家たちが統営で生まれたり、
ここで活動をしながら素敵な作品を残しました
作曲家のユン イサン
"ヨーロッパにいる38年の間、私は一度も統営を忘れたことがありません
その穏やかな海 その青い水色
時々波が打つ時も 波の音は私には音楽に聴こえ
草木が擦れて行く風も 私にとって音楽に聴こえました"
暖かい日差しの中で
ソピラン(壁画)村も
少し歩いてみました
ソピラン(壁画)村 九十九階段
カングアンの裏通りに見える
シミンタン煙突
レトロな感性を感じられます
どこに行っても会うことができる統営の椿の花
春の日の統営は美しかったです
なぜこんなにも多くの芸術家たちが生まれて活動し
素晴らしい作品を残すことができたのか
あちこち見ながら歩き
その理由が少しでも分かるような気がしました
そして私の愛する母の故郷
統営
歩きながら母のたどった足跡を
考えてみたら、私にはもっと温かさを感じられる場所
メイタガレイのよもぎスープ、旬のホヤなど
美味しい春の旬の食べ物が満ちた統営
いつか日韓旅行が自由に行き来できるようになった時
ぜひ一度、統営を訪問してみてください
多くの美しさを秘めた場所です