3年目公演これにて終了
お越しくださったお客様、
ありがとうございました!
ご感想も本当にありがとうございます
役者・スタッフにとってアンケートは、
今後の糧になり、骨と血と肉になります
どんな感想でもお待ちしておりますので、
これからの公演もよろしくお願いします
べーも初めて音響オペレーターとして
公演に参加しました!!
普段は役者メインですが、
どんな役職についても
緊張で手汗が半端なく、更に腹を下します
程よい緊張は大事ですけど、
過度な緊張はいらないなぁ…と震えながら
本番を迎えていました
私の話はここまでとして!
今日は、今年度からぶたげの一員となった
講師の柏木先生から、
3年目公演「化粧」の講評を頂いています!
ぜひぜひ読んでください!
2024年度3年目定期公演
井上ひさし『化粧』終演いたしました
2024年4月26-27日、北翔大学円山キャンパス多目的ホールにて、井上ひさし『化粧 』を上演いたしました。お越しくださった皆さま、ありがとうございました。
1982年の他人会による初演以降、『化粧二幕』(1982/他人会)、『化粧二題』(2000/こまつ座)と作家本人による改訂翻案なども重ねられながら、数多くの役者がこの一人芝居を演じてきました。
洋子は大衆演劇の座長である父のもとで育った「根っからの役者」。父に認められた同業と所帯を持ち、息子をひとり授かるものの、夫が別の女と逃げてからは苦労ばかりとなる。自分が座長となり座員を食わせていかねばならない。子を乳児院に預け、切符を売るために身を削り、身を売り……必死にお客を集めようともがいても、20年の間に人はどんどん離れるばかりだった。ついには芝居小屋まで失うことになる。取り壊しまで1週間。「土曜夜の部、書き入れどき」。出番を待つ楽屋で、五月洋子の芝居が始まる。
女優の苦労の全てを背負ったようなこの役を大学生が演じるというのは無謀なようにも思えますが、稽古を重ねるごとに物語への理解が深まり、ある女が背負う様々な‘’役割”を演じ分けようと努め、上演を通して感情の波を知ることができたように見て取れました。多くの学びがあったようです。
また、五月洋子の他に座員、客、テレビ局員、別れた息子、劇場取り壊しの作業員が登場します。今回は彼らの存在を照明で表現することにし、学生がプランニングとオペレーションを行いました。彼女の孤独感が一層引き立っています。音響オペレーションは、いつも役者として創作に参加している4年生が担当しました。演技に合わせて音を演出する経験は、自らの芝居にも還元できるはずです。一つの道を極めるにしても、別の視点を持てることは良いですね。
『化粧』には、清水邦夫『楽屋』に井上ひさしの実人生を加えて、その悲惨さを笑い飛ばしてしまおうというような面白さがありました。「2、3回の口立て稽古で芝居ができないようじゃ新劇に行くしかない」というような台詞も、筆の遅い井上ひさしの自戒か言い訳か……「蛙の子は蛙、役者の子は役者」なのか「鳶が鷹を産んだ」のか親子間の心境も気になります。ぜひ戯曲で何度も台詞を味わっていただきたいです(絶版ですが図書館や古本でぜひ!)。書店の演劇コーナーでは、昨年から『芝居の面白さ、教えます 井上ひさしの戯曲講座』という2巻本が置いてあるのをよく見かけます。話し言葉で書かれていて読みやすく、彼の演劇観を知るのにもおすすめです。
次回、北翔大学舞台芸術専攻の公演は2年生によるガルシア・ロルカ「ベルナルダ・アルバの家」(1945)です。『血の婚礼』『イェルマ』と並んで「農村三部作」と言われるスペインを舞台にした悲劇です。新型コロナウイルスの感染により中止となってしまった4年目定期公演は、8月上旬に上演できないかと議論中です。またそれぞれ違った作風で、上演が楽しみです。
ありがたいお言葉ばかりです
まだまだ未熟ですが、頑張ります
私もこの脚本を読めば読むほど、
噛み砕こうとすればするほど、
五月の狂気的な一連が
浮き彫りになっていくので本当に面白いです。
私も家で声に出して読んだりしました
井上ひさしの戯曲講座!
気になる!読みたい!
図書館や書店に演劇コーナーで探すと
戯曲本があるので、ぜひ探してみてください!
戯曲をやるんじゃなくて
読みものとして嗜むのもいいですよ
さてさて、3年目公演も無事に終わったので
お次は2年目公演!
昨日は会議が行われていました
ちょっとこっそり覗こうかなとか思っちゃった
べーですが、次の授業があったため、
泣く泣く退散しました
X(旧Twitter)を定期的に更新していますので
要チェックです!!
ではでは、この辺で!
またお会いしましょっ