七海役の古池美良です。
私が演劇をするのは
"自分とは違う誰か" になりたいからでした。
でも、何度か舞台に立つうち、
どんな役であっても自分と完全に違う人格にはなれないのだと気づきました。
自分の中にない感情はどうやっても出せません。
ここでこういう感情風にセリフを言えば
いい感じのシーンになるだろう
そんな嘘の感情を作るたび、
演劇向いてないなと、ひとり、思います。
けれど、演劇は自分ひとりで作るものではありません。
私がいま演劇をするのは、他人と向き合い、自分の感情を見つめ直すためです。
そこに誰かがいて
発された想いを受けとめて
自分の感情を深く深く掘り起こす
そうやって自分だけど自分じゃない"七海"
を演じています…演じたいと思っています。
演劇って生身の人間が演じてるから、毎回同じじゃないんです。
その瞬間、その感情を見に来てください。
ご来場、心よりお待ちしております!