くそったれ!くそったれ!なんて罵倒しながら、歩いていたら、
虚けた人間が、はたとなにかに気づき、ワタクシを妙に意識しはじめた。
帰り道だった。
家を知られてはならぬ。それが第一に私の頭を過ぎったことだ。
DASHした。
虚けていた人間が覚醒したのだ。
すごい速い。
速いが、さんざん虚けていたツケがまわったのだろう。途中で挫折したようだ。
ホッとした。
風呂の中に潜って、浮いて、また潜って。
これを繰り返す。肺を強くするためだ。
でも、「うちんち時間」内でやらないと、おかあさんが泣いて喚く。
「もうこんな生活いやだ、死んでやる」って。
でも、死んだためしなどない。
だけど、スーパーでよくつかまるので、ワタクシは迎えに行く。
昔は、おばあちゃんが行ったんだけど、謎の死。
おばあちゃんも、よくおかあさんのように泣きわめいた。
おじいちゃんは、骨董品が好きな人だ。
中国に行くのがすきな人だった。
でも、いまは知り合いに軟禁の状態に置かれている。
役所の福祉課に言えば、なんらかの対応をしてくれるのだろう。
でも、おじいちゃんは、すぐツバを吐いてどなる。やさしい人なんやけど。
対応しようにも、おじいちゃんと一緒に住んでるひとが困難な人。
困難な人だから、仕方ないというのが、「うちんち」親族の暗黙の了解。
過去に経済事件で警察の厄介になった困難な人なんだ。
だから、ワタクシは肉体的に強くなっていかなくてはならない。
ファイナンスのための事業に携わるには体を強くするのだ。
ケイリさんの猥毛があれば、どこまでも強くなれる気がする。