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初期型 東京第一(小倉)陸軍造兵廠製 全長96センチ 野戦用革覆い付き
刀身:陸軍規格の刀剣鋼、機械鍛造・研磨、油焼入れ。樋(ひ)付き・刃紋無し、刃長67.8㎝、反り1.5㎝(切断刀身)
市職員兼予備自衛官様 所蔵




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個人的には打刀の向きが好きだ




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刀身 無残にも切断されている進化型古刀




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造兵廠東京(小倉)工廠製刀身№ 75583東




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刀身と同じく75583




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飯島刀剣店印と造兵廠東京(小倉)工廠の主管造兵廠印、中央が火なので東京第二陸軍造兵廠 監督課の検査印




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石突き 革覆いがピッタリ張りついている。




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科学の古刀、単に鉄を削っただけの素延べと勘違いしている美術刀剣愛好家が多い。
※『素延べ刀』を粗悪刀の表現方法と勘違いしている方が多いが古刀も素延べ刀。
近代刀(軍刀)の素延べは科学的に作られ粘硬性(ねばりやかたさ)に優れている。



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古刀の炭素量が違う鉄を用いた練り合わせの手法は新刀、新々刀の張り合せより性能は上である。
その古刀の造刀法を科学的に用いたのが合金鋼(曹長刀などの近代刀剣)である。美術刀剣界のいうところの粗悪とは単なる思い込み。

先生のHP↓
準日本刀及び素延べ刀http://www.h4.dion.ne.jp/~t-ohmura/gunto_118.htm


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成瀬関次氏の「戦ふ日本刀」や「実戦刀譚」で実証された実戦的な長い中心

柄長は7寸5分~8寸が理想、中心(茎)も同寸で柄先まで通すようにすべき。茎の短い物は茎尻付近で柄が折れ、頭掛巻留の穴付近も同様で、例外無しに両方共、その部分で柄が折れている。茎を長くして、刀緒穴と茎尻の穴を一致させるのを理想とする。
先生のHP↓
実戦刀譚http://www.k3.dion.ne.jp/~j-gunto/gunto_022.htm





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九五式軍刀の百に対する破損率。やはり実戦で使用されている故か鞘の破損が多い。
資料提供 日本近代刀剣研究会々員様




軍刀という呼称は使用用途に過ぎない。
明治健軍から大東亜戦争終結まで作刀された刀剣類は「近代刀剣」と我が先生が名づけた。
心鉄、皮鉄、玉鋼、折り返し鍛錬の作刀法が日本古来の作刀法というのは誤りだと、だいぶ認知されてきた。
しかしまだまだ美術刀剣界の虚構を鵜のみにしている愛刀家や業者が多い。

先生と共に、これらの虚構を暴き、近代刀剣が正当な評価を受けることを目指したい。