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陸軍造兵廠製官給下士官刀
刀身なし(模造刀の繋ぎ) 縁は銅製無塗装 刀緒(複製)付き
通常、中期型の縁は鉄製黒色塗装。鞘が名古屋陸軍造兵廠製で縁に造兵廠東京標識と検査印、飯島刀剣製作所の会社印が確認できる。







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               帯 刀 本 分 兵
軍刀が佩けるのは「士官・准士官」(准尉(特務曹長)、上級下士官の「曹長」である。中級・下級下士官の「軍曹・伍長」及び「兵」は帯刀できなかった。
九五式軍刀が通称「曹長刀」と云われる所以である。
然し「騎兵科」と「憲兵科=兵長以上で編成」は軍刀が必需装備品であり、この兵科では下士官・兵の全員が軍刀を佩用した。
こうした下士官・兵を「帯刀本分兵」という。
騎兵科・憲兵科以外でも歩兵科本部所属の軍曹・伍長は帯刀が許された。
歩兵科は歩兵銃を装備するが、個々に武器を持たない「砲兵」・「工兵」「輜重兵」は、明治十八・十九年採用(甲・乙・丙)の洋式短軍刀(Hanger通称ゴボウ剣砲兵刀)等を帯びていた。これは後に三十年式銃剣に替わる。
然し、戦地の状況に依り臨機応変だったようで、支那事変の初期には前線の軍曹・伍長が既に帯刀している。
※先生のHPより







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外地用憲兵腕章