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銘 靖光  昭和十三年三月吉日
長さ22センチ 反りなし
白鞘に本間順治(薫山)氏の鞘書き
上州住 工務店勤務様所蔵

日本刀鍛錬会では陸軍用の刀を製作していたが海軍大学用の御賜短刀も製作していたので
一般海軍士官用短剣の刀身も海軍士官の注文に応じて製作していたのかと思われる。(所有者談)

池田 靖光
水心子正秀の流れをくむ池田竜軒一秀の孫にあたる
直刃に小足やネズミ足の入った刃文を得意とした
沸の交じる刃文は、ほとんど無かったが、匂主調で僅かに沸がつき刃縁にムラの無いすぐれたものもある

昭和八年十二月十五日 日本刀鍛錬会に入会

昭和八年十二月十五日 刀匠銘 靖光を授命

昭和十四年十月四日 定年 指導ににあたりながら少数の造刀有

昭和十五年末 退会 帰郷

「羽州庄内住池田一光作」とも銘を切る
一番弟子は靖繁(阿部繁雄)

参考文献 トム岸田著「靖国刀」