有料メルマガのおしらせ「実写ドラマ「セクシー田中さん」問題を霊視してみた」 | 霊視鑑定ブログ〜人生を愛と幸せに満たすために

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有料メルマガの原稿を送信しました。
題名は
「実写ドラマ「セクシー田中さん」問題を霊視してみた」となります。



2月11日17時頃 発行予定です。

今日は、実写ドラマ「セクシー田中さん」問題を霊視してみました。

1月29日に、漫画家の芦原妃名子さんが、栃木県のダムで帰らぬ人となっていました。
芦原さんの漫画を原作にしたドラマの脚本にトラブルがあったのです。

「セクシー田中さん」は、同名漫画を原作にした、
昨年12月24日に終了したドラマです。

ドラマ化の話になったとき、
「漫画原作に忠実に」
「そうでない場合は、加筆修正をさせていただく」
との約束で、実写化を許可しました。

原作者が用意した内容をそのまま脚本にするはずだったのに、
実際に放送された内容は、
ストーリーやキャラクター設定を大幅に変更されたものでした。

これを受け、芦原さんは、何度も制作者と連絡をしましたが、相手にされず、
なんとか、第9話と10話(最終回)については、
最終的には脚本を自ら執筆することになりました。

芦原さんは、連載も続き多忙な中、脚本の筆入れ修正を続けたのです。

ドラマ放送後、脚本家である相沢友子さんのSNSでは、
「最後は脚本も書きたいという原作者たっての希望」で降板された、
と呟かれました。

「私が書いたのは1話~8話で、9話10話を書いたのは原作者です。
 誤解無きようお願いします。
 今回の出来事は脚本家の存在意義について深く考えさせられるものでした。
 どうか今後おなじことが二度と起きませんように」

この相沢友子さんをヤフー検索すると
「相沢友子 原作クラッシャー」とサジェストがつきます。

2008年「鹿男あおによし」は原作だと妻子持ちの男性なのですが、
相沢さんにかかると、独身の女性・藤原道子になって、主人公と良い感じになります。
2013年の「ビブリア古書堂の事件手帖」は妹から弟になっています。
2017年の「人は見た目100パーセント」が原作と同じ所を見つけるのは難しいとされ、
2019年の「トレース~科捜研の男」は原作ではリアルな警察ドラマなのに、
警察の依頼なしにDNA鑑定をしたり、男性の登場人物が女性になっていたりします。
基本的には、性転換が多いです。
2022年の「ミステリと言う勿れ」では原作にはない恋愛エピソードがあったりします。
俳優さんにはちゃんと木南(晴夏)さん、という風にさん付けをされていますが、
原作者、とさん付けはされていません。

同業の関根タツヤさんは「相沢さんのファンとして悔しいです。
1話から8話まで成長していった登場人物が、9,10話に初期状態に戻ったから」
と呟いておられました。
なんだか相沢さんが原作者みたくなっています。

その後、芦原さんはブログで、「原作に忠実に」という約束をしていたけど、
まったく制作側から相談がなかった、と事の次第を投稿されました。

1月28日に芦原さんは
「攻撃したかったわけじゃなくて、ごめんなさい」
とSNSで呟かれた後、消息を絶ち、帰らぬ人となってしまいました。

「セクシー田中さん」なる漫画を読んでみました。
23歳のOL朱里ちゃんの視点で物語は進行します。
周りの女性は、結婚が決まらず、
アラフォーになって、自分磨きに没頭するか、すべてを諦めて老後資金を貯め始めます。

そんな中、朱里ちゃんは、地味だけど仕事ができる経理の田中さんが
会社終わりにプロ顔負けのベリーダンサーだと知ります。

周りにまともな男がおらず、朱里ちゃんは田中さんに憧れて追いかけますが、
当の田中さんは、ときどき「私なんて……」と自虐的になります。
「友だちも彼氏もできたことがない」

朱里ちゃん以上に生きづらい人生を過ごしてきたのだと分かります。

まさに令和日本の女性を表現した、見事すぎるキャラ設定だと思いました。

芦原さんの訃報を受けて、日本シナリオ作家協会はYouTubeで動画をあげました。
このなかで、脚本家の黒沢久子さんは、
「最近の原作者はこだわりが強い」として、
「(ドラマと漫画では表現方法が違うので、)原作通りには無理」
「原作者には会いたくない」という持論をお持ちのようでした。
「原作者ではなく、原作と向き合うことが脚本家の仕事なのだ」そうです。
「丸写しじゃ作家は育たない」「脚本家はオリジナルでやりたいと思っている」のだそうです。
世間は、脚本家と原作者対立構造をつくってほしくない、とのことです。

「人が死んでいるのに正当化している?」
「脚本家がストーリーや設定を勝手に改変していることが問題なのに、
 どうして対立構造を作り出した世間のせいにするの?」
「スポンサーの意向でオリジナルが作れないのは、
 スポンサーに認められないアナタの実力不足では?」
「オリジナル作品が書けないって、原作がオリジナルですから!」

これらのコメントを受けて、「誹謗中傷・脅迫されたので」とシナリオ協会は動画を削除しました。

日本シナリオ作家協会は、原作者さんとやりあったことがあります。

ドラマ「やわらかい生活」の脚本を、
日本シナリオ協会が、編集発行する「年鑑代表シナリオ集」に載せようとしました。
ですが、原作者さんがNGを出すと、シナリオ作家協会が提訴しました。
結局は、脚本は映画製作会社と出版社のものであって、日本シナリオ協会のものではない、
また、原作者さんの許諾がないかぎり、脚本家さんは好きに出版してよいものではない、
ということでシナリオ協会側が敗訴します。

原作者さんの権利濫用ということで争われましたが、
脚本を出版することで、原作者さんが受ける損害と比べたら、
出版しないことで脚本家さんが受ける損害は少ないでしょう、ということでまたシナリオ協会は敗訴しました。

そのあと、シナリオ協会は、「原作と同じじゃなきゃダメですか?」という本を出版しました。
「著作権が肥大化している」「原作者は独裁者」と「やわらかい生活」裁判をふりかえっていました。

すべての脚本家さんがそうとは言えないけど、
原作者さんの意向を尊重したりする傾向にはない印象です。

「セクシー田中さん」が連載していた姉系プリコミックを出版していた小学館です。
この小学館も、「作家さんを大切にしていないのでは?」と、昔から評判が悪いです。

しろくまカフェがアニメ化したときも、原作者のヒガアロハさん
契約書も書かずにお金も入ってこないので、政策会社と小学館に連絡しても、無視されたので
休載宣言をして、ようやく話のテーブルにつかせてもらったのだそうです。
弁理士さんと同席したのですが、まだ休載です。

ギャグ漫画なんだけど、生物描写に力を入れていた作品だったのに、
アニメでは、「シロクマとグリズリーの爪のカタチが違う」といったこだわりが
すべてカットされていまいた。

そのあと、ヒガアロハさんは、編集長とメディア事業部に
「休載宣言のツイートを削除するように」と脅されたり、
読者からの手紙やプレゼントを全部捨てられたり、大変だったそうです。

「金色のガッシュ」という漫画で編集者が漫画の原稿をなくす、という事件がありました。
小学館は社員に「漫画家に屈するな」とファックスをしました。
まっとうな編集者が商品である漫画の原稿をなくすとかあり得ないです。
小学館が一切非を認めなかったのですが、裁判になってようやく原作者さんに謝罪しました。

芦原さんの自殺を受けて、
小学館は「個人の遺志をそぐわないため」事態の経緯を社外発信する予定がないのだそうです。

小学館の編集者は会社から漫画家をきちんと管理することを「首輪をかける」と呼んでいました。
担当作家が問題を起こすと「ちゃんと首輪を付けておけ」と注意されるんだ、と。
信濃川日出雄さん、という漫画家さんが暴露されていました。

新條まゆさんが小学館から集英社に移籍したら、
小学館は「偉そうな発言をさせないように管理した方が良い」
集英社は「こんな事態が起こる前に、作家さんに聞き取ろう」
となりました。

小学館には、所属の作家を守らない社風があるように感じます。

日本テレビにも「たーたん」という同じ小学館からの同名漫画の実写化が決まりました。
「セクシー田中さん」のプロデューサーも同じ人、三上絵里子さんです。
4月に放送予定です。
小学館と日テレで作家を食い潰すシステムができあがっているようにも見えます。

「セクシー田中さん」の田中さんが芦原さんの投影だとすると、
原作者の芦原さんも、一人で戦っていたんだろうな、と考えるところです。

原作者さんがお亡くなりになって、こんな素晴らしい作品に出会えるのは、悲しいことではありますが、
今回の問題を霊視してみたいと思います。