ブスな私とそれでもいい男性たちとの変な関係

ブスな私とそれでもいい男性たちとの変な関係

ブスだけどなぜか声をかけられる。
ブスだけどなぜか金回りがいい。
そんな女とその周りにいる変わった男たちの話。

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私と男性たちの変な関係が始まるのは高校生の頃に遡る。




当時私はブスだからいじめられてるとまではいかなくてもこそこそと何か言われていた。なんだかここに私の居場所はないなと思っていた頃、数少ない友達が伝言ダイヤルに電話をかけてみようと言い出した。







最初は嫌だと言っていたが会うのが目的ではなくどんな人がいるか話してみるだけとのこと。なんか気持ち悪いと思った私だったけど数少ない友達をなくしたくないと思い友達が話していた男性と話してみた。






男性となんてほぼ話したことのない私は何を話したか全く覚えていない。ただ、男性は女子高生というだけで優しく電話越しに話してくれたことだった。今思うと外見が見えないから優しく話してたんだと思うけどね。






その電話はやっぱり気持ち悪く友達に代わられた一回だけだったけどクラスの女子カーストでは最下位の私でも男性は優しくしてくれるんだなというのは衝撃だった。





それから少しして私に彼氏ができた。彼氏は7歳年上。最初は私と彼が付き合ってることは口外しないようにと言われた。ブスと付き合ってると周りに知られたくなかったんだと思う。





そんな失礼な人だったけど学校で居心地の悪い思いをしていた私がそれ以外の場所で人とコミュニケーションをとるのは楽しかった。学校以外の居場所を探していてそれが結果として彼だったんだと思う。





彼もまた変わった人で浪人して大学も4年で卒業できず親に寄生しているダメな男だった。でも親は土地をいくつか持っていたので働かなくても生活できるらしく危機感を持っていなかった。彼もまた同級生が社会人になる中自分は置いていきぼりになり居場所を求めていたのかもしれない。




そんな私たちは2人でいても手をつなぐわけでもなければ恋人らしいこともしなかった。ただ、彼が5年目の大学生活でどうしても大学に行かなくてはいけない日は私が学校の休みの日に呼ばれ、休みにもかかわらず制服をきて来いと言われた。





制服で助手席に乗り学校につくとブスな顔が見えない遠くに車をとめ、「あの高校生が俺の彼女」と言った。顔は見なくても周りは「高校生の彼女羨ましい」と言うらしくそれが優越感だったらしい。私たちは恋人らしいことは全くしなかった。この見栄のために付き合っていたと思う。






段々と彼女の顔を見たいと周りが言うと私に化粧を覚えるようにと化粧品から服などを買って完璧にコーディネートした。これが男性に物を買ってもらった初めての経験。



うちは親や学校が厳しいところだったので化粧品なんて買えないし自由に物を買うことがとても楽しかった。彼は家が裕福なのでお金には困らなかったらしい。





こうして彼の見栄と私の買い物してもらえるという変な利害関係が一致し私たちは恋人らしいことを全くせず過ごした。






学校では相変わらず女子カースト最下位だったが勉強だけは頑張っていた私は学校から推薦してもらえることが決まり割と早い時期に大学が決まった。




彼とは相変わらず恋人というより友人関係を続けていた。高校を卒業するのを目前にして振り返ると変な関係ではあるけど居場所を作ってくれた彼にも感謝しなきゃと思うようになり、私は唯一学校が許可している郵便局のバイトをして彼にプレゼントを渡すことにした。




この郵便局で新しい変な関係をもつ人と会うことになる。