願書の提出が終わり、合格発表があるまでの間、娘の合格の可能性が知りたくて、色々なサイトをチェックしていた私。

 

その時、College Confidential(大学の秘密)というサイトに巡り会った。

 

受験生(時々、その父兄)の掲示板サイトなのだが、このサイト、実は娘から見てはいけないと忠告されていた、『禁断のサイト』だった。

 

娘曰く、匿名で書き込みするこのタイプの掲示板サイトは、嘘の情報も多く、また他人と自分を比較して落ち込んでしまうから、見ないほうが良いサイトだと。

 

見てはいけないと言われると、絶対見たくなってしまう私。

 

ある日、娘の助言を無視して、このサイトをチェックしていると、娘が受験したアイビーリーグ大学のスレッドを発見。

 

何人かの生徒は、自分のGPA、統一テストの結果、課外活動の情報を公開していたが、そのすべてが娘のそれをはるかに上回っていて、見た途端に一瞬頭の中が真っ白になったほど・・・・・。

 

それがすべて本当かはわからないが、娘に言われた通り、見なければ良かったと後悔・・・・・。

 

 

が、このサイトをチェックして、意外な事実も知った。

 

 

今の受験生のストレスの原因は、受験そのものから来ているのもあるが、周りから来ているストレスも強いというのがわかった。

 

「自分は不合格になって良いが、親の悲しむ顔を見るのが辛い」という書き込みを何度か見た。

 

確かに、世の中には、子供に多大なる期待をかけている親もいると思う。

 

でも、ほとんどの親は、最終的には子供が幸せであれば、それで良いと思っているのではないだろうか?

 

多分、ほとんどの親は、意図的に子供を追い詰めてはいないと思うし、子供の第一希望校が不合格になっても、そんなに落ち込まないはず・・・・・・。

 

でも、やはり子供は、『受かって』親を喜ばせたいという気持ちが強いのだろう。

 

親の心子知らず、子の心親知らず。

 

両方の気持ちがわかって、かなり切なくなった。

 

 

また、このサイトで、素晴らしい言葉とも出会った。

 

生徒ではなく、あるお母さんが書き込んだ言葉だった。

 

 

Accept a school that accepts you.

貴方を受け入れてくれる学校を受け入れなさい。

 

 

どの受験生も、行きたいと夢見ている学校はあると思う。

 

ただ、その学校がその生徒に適しているかどうかはわからない。

 

不合格ということは、その生徒の何かが、その学校に適していなのかもしれない。

 

希望の学校に行くことだけが、幸せになる道とは限らない。

 

 

その言葉を聞いて、心がかなり軽くなった。

 

「どんな学校でも、娘に来てほしいと思ってくれる学校なら、どこでもいい」と素直に思えるようになった。

 

それを教えてくれただけでも、私にとっては、一見の価値あるサイトだった。

 

 


アメリカ合衆国ランキング

 

どくしゃになってね…