日本も同じかもしれないが、アメリカの大学への願書提出は、基本的にすべてオンラインで行う。

 

 

私立大学の場合、The Common Applicationというサイトから願書を出す場合が多い。

 

願書の一部に、小論文が含まれる。

 

The Common Applicationサイトを使う場合、まずは全大学共通用の小論文を書く。

 

この共通用小論文は、そのサイトを通して願書を送る、すべての学校に送られる小論文となる。

 

共通用小論文は、サイトに載っている6つくらいのテーマの中から1つ選んで書く。

 

 

その他に、各大学用の小論文を書く。

 

学校別の小論文は、テーマは勿論のこと、書かなければならない小論文の数も学校によって異なる。

 

娘の友達が受けた大学は、去年、共通小論文の他に、大学専用の小論文を3つか4つ書かなければならなかったらしい。

 

 

 

カリフォルニア大学(UC)やカリフォルニア州立大学(Cal State)などの州立大学は、大学のサイトから願書を提出する。

 

カリフォルニア州立大学(Cal State)への小論文提出はないが、去年の願書提出の際、カリフォルニア大学(UC)へは、4つの小論文を提出することになっていた。

 

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小論文を書く時の、娘の学校のカレッジ・カウンセラー(進路相談専門家)からのアドバイスは、3つ。(実は3つ以上あったはずだが、思い出せない…)

 

1. 「今までの人生の中で乗り越えた障害」というテーマで書く場合、辛い経験談であっても、『お涙ちょうだいもの』にはしないこと。

     ↓

大学側は、経験の辛さについて聞いているのではなく、その経験から学んだことが知りたい。

 

2. 自慢話はしない。

     ↓

「自分の功績」を書きたがる生徒がいるが、大学側は『生徒の凄さ』を聞きたいのではく、そこから学んだこと、そして、それを生徒が、将来どのように生かそうとしているのかを知りたい。

 

3. とにかく早く取り掛かること。

     ↓

書き終わった後の推敲時間も必要だということを、忘れてはいけない。

 

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小論文のテーマがなかなか決められなかった娘。

 

娘の強迫性障害について書いてはどうか?と勧めたが、娘、
 

「キチガイだと思われたら嫌だから、やめとく」と。

 

結局、私立大学向けの小論文に、強迫性障害のことは、全く書かなかった。

 

が、4つの小論文を提出しなければならないカリフォルニア大学(UC)の場合、特に書くことがなく、カレッジ・カウンセラーの勧めもあって、強迫性障害について書くことにした。

 

これが合否にどのように関わってくるのか、合格発表まで不安な日々が続いた。

 

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カレッジ・カウンセラーのアドバイスの中で、私が一番大切だと思ったのは、「早く取り掛かること」。

 

娘の場合、小論文に費やせる時間があまり無かったにも関わらず、週末は彼氏の家に遊びに行ったりして、かなり自分で自分の首を絞め、推敲にかける時間はほとんど無かった・・・・・。

 

その頃、体調を崩していた私は、小論文はすべて娘に任せていたのだが、願書提出後、娘が提出した小論文を読んで、気を失いそうになった・・・・・・。

 

英語が完璧でない私でさえわかるレベルの、基本的文法ミスが2つ、3つ・・・・。

 

しかも、アイビーリーグ大学に提出した小論文の中の、大学の名前さえも間違っていた・・・・・。

 

間違っていたと言っても、例えて言うなら「College of Letters and Sciences」と書かなければいけないようなところを、「College of Sciences」にしていた程度なのだが、自分が受ける大学の名前さえもミスるなんて・・・・・。

 

アイビーリーグ大学は、完璧に「ゲームオーバー」だと思った。

 

 


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