以前、娘と娘の彼の馴れ初めから今までを書いたが、書き終わってみると、書き忘れたことが結構あったことに気が付いた・・・・・。
(娘と彼の馴れ初めについては、ここから)
これからは、思い出した時に、番外編として書いていこうかと思う。
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娘が彼と付き合い始めて数か月経った頃のこと。
週末の夜、急に彼からテキスト。
「今から、遊びに来れる?」
その頃の娘は、OCD(強迫性障害)と併発した鬱の症状が酷く、「自分は醜い」と信じ切っていた。
醜さを隠すため、お化粧をしなければ外に出られなかったほど。
彼からテキストが来たのは、晩御飯を済ませ、シャワーも入った後。
スッピンだった娘は、
「とんでもない顔してるから行けない」というと彼、
「とんでもない顔かどうかは僕が判断するから、早く来て❤」
彼の家に到着すると、彼が玄関の前で娘を待っていてくれていた。
他人に素顔を見せるのは、その時の娘にとって、かなり勇気が要ることだった。
が、彼は、娘を見るとニコニコしながら、娘の手を引いてどこかに連れて行く。
彼が娘を連れて行ったのは、彼のお母さんの所だった。
彼は、お母さんに
「彼女、今日は化粧してなくて恥ずかしいって言ってるんだけど、いつもよりずっと綺麗だと思わない?」
90年代に女優として活躍していた彼のお母さん。
今でこそお年を召されているが、それでも端正な顔立ちなのは変わらない。
そのお母さんも、ニコニコしながら娘の顔を覗き込む。
そして、
「貴方、化粧がない方がずっと綺麗!
これからうちに遊びに来るときは、スッピンでいらっしゃい!」
その後、彼が、「あまりにも可愛いから、100回キスしてあげる❤」と、娘にしつこくキスしてきて、ちょっとウザかったらしいが、その日から、彼の家に行くときは、ほぼスッピンになった。
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大学に行った娘から、毎日、スナップチャットがくる。
娘の顔が写っている時は、いつもスッピン。
時間がないというのが理由だと思うが、あの頃の娘からは想像もできない進歩。
彼が娘に与えた影響は大きい。

