アメリカの大学受験の合否は、統一テストだけでは決まらない。
が、一応、統一テストは受けなければならない。
(最近は、テスト・オプショナルといって、テストの点数を提出しなくていい学校もあるが)
統一テストの種類は、SAT・ACTの2種類。
どちらか一つを受けてもいいし、両方受けてもOK。
両方受けて、良い方だけ大学に提出するのもあり。
アメリカ西海岸はSAT派が多い。
ACTのほうが問題がストレートだが内容は難しいとか、多少違いがあるらしいが、どちらも学校のテストより何倍も難しいらしい(娘曰く)。
どちらのテストも、1年に5、6回くらい受けることができ、受ける時期は、高校1年から4年の始めまでならいつでもいい。
が、高校3年から4年の10月くらいまでの間に2回受けるのが一般的。
娘は、高校3年が始まってすぐSATを3回受けた。
1回目のテストは、本人も驚くほどのとんでもない点数だった・・・・・。
2回目と3回目は同じ点数で、1回目よりはだいぶ良くなったが、それでもイマイチ・・・・・。
アメリカの高校には、カレッジ・カウンセラーという、進路相談の専門家がいる。
娘がSATを3回受けた後、学校のカレッジ・カウンセラーにアドバイスを受けに行った。
その頃の娘の第一希望は、カリフォルニア大学デイビス校。
娘が専攻したい学科が有名だからというのがメインの理由だが、娘の好きなユーチューバーがこの大学を卒業しているというのも理由の一つ・・・・・。(娘、結構ミーハー・・・)
娘の成績と統一テストの結果を見ながら、カウンセラーが言う。
「この成績とテストの結果であれば、デイビス校は大丈夫でしょう。
ただ、近年、カリフォルニア大学は物凄い人気で、これくらいの成績とテスト結果でも、不合格になる場合があるんです・・・・。
念のため、ACTテストも受けることをお勧めします。」
が、帰宅後、ACTテストも受けるように言うと、娘、断固拒否。
そして、一言、
「私、
ありのままの私を受け入れてくれる学校に行くからいい!」と。
「ありのままの状態がイマイチなのに、それ言っちゃう?」と言いそうにあるが、そこはぐっと我慢。
最終的には、「娘の受験」。
決定権は、娘にあり。
本人がテストを拒否したことで、統一テストは1種類のみ、しかも結果はイマイチのまま受験することに決定。
これが吉と出るか凶と出るか?
合格発表の日まで、ハラハラドキドキの日々を送ることになった・・・。

