「アメリカの大学は、出るのは難しいが、入るのは簡単」と言われているが、そんなことはないと思う。
東大の合格率は34.2%(2015年度)。
それに対して、ハーバード大学の合格率は、5.4%(2016年度)。
数字だけ見ると、ハーバード大学のほうが、無茶苦茶入るのが難しい。
勿論、数字だけで、どちらが難しいとは言い切れない部分がある。
日本の場合、受験の前に、生徒はある程度ふるいにかけられるので、成績優秀者しか東大を受験しない傾向にある。
アメリカは、成績や統一テストの点が悪くても、ハーバードを受験してしまう子も多々。
大勢が受験するのだから、合格率が低くなるのは当たり前。
が、アメリカの場合、テストや成績がトップでなくても、ハーバードなどのトップクラスの大学に入れてしまうこともある。
去年、娘が大学を受験した。
終えた後の、私の個人的な感想は、「結構複雑だった」だ。
アメリカは、統一テストを受ける時期も、人それぞれ。
願書の提出も、Early DecisionやEarly Actionなどと言う、早く願書を出して、早く結果をもらう方法もあるので、次期はバラバラ。
また結果も、合格、不合格の他に、Deferred(保留)や、「一応合格だけれど、入学は1学期遅らせてから」というのもあったり。
アメリカの大学受験は十人十色で、一人一人、かなり違うものになる。
なので、娘の経験談は、他の方の受験には役に立たない。
ただ、私にとっても娘にとっても、アメリカの大学受験はかなり面白い人生経験になった。

