高校生になり、OCD(強迫性障害)の儀式行動がコントロールできなくなった娘。
この頃の娘の儀式は、頻繁&長い手洗い、毎回1時間以上のシャワー、靴下を何度もはきなおす、何度も十字を切るなど。
特に酷くなっていたのが、十字切り。
教会の前を通った時や、ご飯の前など、何度も何度も、時には数分間も十字を切っていた。
私は、娘がOCD(強迫性障害)になったのは、100%旦那のせいだと確信していた。
うちの馬鹿な旦那は、娘が旦那に歯向かったり、旦那の気に入らない行動をとると、いつも「ジーザス」の名を出し、娘をコントロールしていたから。
娘から「自分の行動がコントロールできない。病院に連れて行ってほしい」と言われるまで、私は、娘の行動は自然に治る思っていた。
「今は疲れているだけ」、「今は学校が大変なだけ」と、頭の中で理由をつけていた。
私は、娘に精神的障害があると認めたくなかったのだと思う。
しかし、儀式行動は酷くなるばかりで、娘の精神的な疲労もあからさまになってきた。
娘が自然に治ることはないと悟り、娘を精神科に連れて行った。
同時に、OCD(強迫性障害)は10代で発症することが多く、また遺伝の可能性が高いとも教えられた。
遺伝だといわれて、はっとした。
実は、娘の儀式とは異なっていたが、私の姉も、高校の頃、儀式的な行為をしていたのを思い出した。
娘がOCD(強迫性障害)になったのは、私の血縁関係のため。
しかも、私が早く病院に連れて行かななかったばかりに、娘の苦しみが長く続いてしまった・・・。
自分は、母親失格だと思った・・・・・。

