大の仲良しだったAちゃんとBちゃんが、ある日突然、娘とHちゃんを避けるような態度を取り始めた。
長続きはしないだろうと思っていたが、Aちゃん&Bちゃんとの溝は深まるばかりだった。
今まで一緒に食べていたランチも、別々に食べるようになった。
ある日、Aちゃん、Bちゃん、Mちゃんが座っているテーブルに娘とHちゃんが座ろうとすると、Aちゃんが、あからさまに嫌な顔をした。
そしてBちゃんが、「そこ、他の子がすわるから」と。
娘の学校のランチエリアは、かなり狭く、テーブルを確保するのが、毎日一苦労だった。
また、グループごとに座るのが鉄則のようになっていて、他のグループとの相席などは、ありえなかった。
ランチ前の授業が早く終わった時は、テーブルの確保ができたが、先生に質問などをしていたら、座れる場所は皆無・・・・・。
しかも、AちゃんとBちゃんの目が気になっていたので、彼女たちから離れたテーブルを探そうとすると、一層テーブルを見つけるのは困難だった。
何度か、娘とHちゃんは、トイレでランチを食べた・・・・・。
あれから7年近くった今でも、娘は、「あれほど悲しいランチはなかった」と話している。
最後にグループに加わったMちゃんは、双子ちゃんたちと娘たちの板挟みのような状態だったのだろう。
どちらと仲良くしたら良いのか決められないのか、Mちゃんは、時には娘たちと、時にはAちゃん&Bちゃんと仲良くしていた。
娘たちと仲良くしている時は、娘たちの良き相談相手になってくれ、慰めたり励ましたりしてくれたMちゃん。
そして、「ここだけの秘密だけど・・・」と、AちゃんとBちゃんが、影で娘とHちゃんのことをどんな風に話しているかを教えてくれたりした。
Mちゃんの話を聞き、娘とHちゃんはかなり傷ついた。

