OCD(強迫性障害)の特徴である、儀式と呼ばれる不思議な行動は、人によって様々。

 

手洗い、シャワー、十字切りの他に、うちの娘は、毎日いくつかの不可解な儀式を行う。

 

まず朝起きて、一番に行うのが壁触り。

 

何が理由で壁を触るようになったのかわからないのだが、とにかく娘の朝は、何度も何度も壁をタッチすることから始まる・・・。

 

そして、それが終わると、ベッドに寝せているぬいぐるみを、毛布で隠す作業にかかる。

 

ちょっとでもぬいぐるみがはみ出ているのは、許されない。

 

とにかく、すっぽり隠れていなければならない。

 

その後、何度も何度も手を洗い、何度も何度も顔を水で洗い流し、ローションをゴシゴシ塗り込む。

 

デニムをロールアップをする時などは、一仕事。

 

折り方がばっちり決まるまで、何度も何度もやり直さなければならない。

 

靴下も同じ。

 

しっくりくるまで、何度も何度もはいたり脱いだりをリピート。

 

時間に余裕がある時は良い。

 

ただ、我が家だけなのか?出かける前に時間に余裕がある時というのは、まずない。

 

娘がOCD(強迫性障害)と診断される前でも、なんとなく娘の精神疾患について気づいていたにも関わらず、「その変な行動、いい加減にやめなさい!」と怒鳴ってしまっていた私。

 

その度、娘は、「私だって、辞めれられるもんなら辞めたい」と言って、泣いてた。

 

タイムマシーンがあったら、あの頃の自分を殴ってやりたい・・・・。