海水温の高さ原因か 秋サケ漁さっぱり 女川
河北新報 11月11日(日)8時50分配信
最盛期を迎えた宮城県女川町の秋サケ漁が、不振に見舞われている。女川魚市場によると、今月9日までの水揚げは約120トン。東日本大震災で出漁する船が少なかった昨年でも年間約250トンだった。猛暑による海水温の高さが影響しているとみられる。
10日早朝、漁業須田信也さん(35)は、父信一郎さん(67)と離島の出島沖に出漁。仕掛けていた刺し網を引き揚げても、サケはまばらだ。信也さんは「普通なら10匹以上掛かるが、今年はさっぱりだ」と肩を落とす。豊漁時には100匹は超えるというが、この日4時間で捕れたのは約30匹にとどまった。
「今年は海水温が高いため、秋に生まれた川に戻るサケがまだ沿岸に近づいていないのではないか」と信也さん。
魚市場では1キロ当たり190~810円が付いたが、安いオスは数十円にしかならないこともあるという。漁期は12月までだが、早々と漁を切り上げる船も出ている。