- 論点思考/内田 和成
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
はじめに
第1章 あなたは正しい問いを解いているか
1 すべては問題設定に始まる
2 問題解決プロセスにおける論点の役割
第2章 論点候補を拾いだす--戦略思考の出発点
1 論点思考の論点
2 論点と現象を見極める
3 論点は動く
第3章 当たり・筋の善し悪しで絞り込む
1 当たりをつける
2 「筋の善し悪し」を見極める
第4章 全体像を確認し、論点を確定する
1 プロービング(探針)を行なう
2 依頼主の真意を探る
3 引き出しを参照する
4 論点を構造化する
第5章 ケースで論点思考の流れをつかむ
ケース「原料費が上がっている。コストの問題を解決してほしい」と上司から指示された
第6章 論点思考力を高めるために
1 問題意識をもって仕事をする
2 視点を変える
3 複数の論点を考える
4 引き出しを増やす
5 論点思考の効用
6 論点と仮説の関係
おわりに
///////
問題解決以前の、そもそも解こうとしている問題が
正しいかどうかを判断する”論点思考”についての本。
P33:
最初から大きな1歩を踏み出す必要はない。
むしろ、たいていの場合は、理解しやすく、解決策を打ち出しやすい
小さな問題のほうが望ましい。
解決策が示されれば、希望が生まれ、有権者や部下、
さらには批判的だった者までが、
口先だけでなく現実に行動が起こされ、
はっきりした変化が生まれていることに気づく
P37:
上司から論点を与えられたときには、
つまりなにか命令を受けたときには、
まず与えられた問題を疑うことから始めるべきだ。
P47:
ベテランは「本当の論点はなにか」を考える。
初心者はインプットと構造化を繰り返す。
ここがベテランと初心者の大きな違いだろう。
P50:
論点によって打ち手は変わる。
別の言い方をすれば、論点の設定が間違っていると、
どんなに立派な打ち手を考えたとしても
なんの役にも立たない。
P82:
私がよくやっているのは、経営者が問題意識をあまり
もっていない分野に注目する方法である。
P89:
論点らしきものが目の前に現れたとき、
私は次の3つのポイントで問題を検討する。
①解決できるか、できないか。
②解決できるとして実行可能(容易)か。
③解決したらどれだけの効果があるか。
P104:
戦略とは捨てることなり。
P111:
「論点の仮説」を立てる3つのアプローチ
①質問して相手の話を聞く
②仮説をぶつけて反応を見る
③現場を見る
P135:
話を聞くときにも、相手が経営者や本社の人であれば、
「これは鳥の眼で見た発言ではないか」、
現場の人であれば「これは虫の眼で見た発言ではないか」
と考慮することが必要だ。
P144:
構造化の際、ある論点を起点に上位概念の論点を考えることで、
横にある論点を浮かび上がらせる手法もある。
P159:
大論点を意識する姿勢は仕事の中でつねにもつべきだ。
仕事のポジションにかかわらず、つねに大論点を意識するという
姿勢をもつことによって成長することができる。
P167:
1回目には、「そもそも今回の不振がなにから来ていると思うか」
と聞いてみる。経営者が「コストアップや競争激化が原因だ」と
いっているときには、そこで思考停止していることが多い。
P177:
大切なのは、最初に与えられた論点を鵜呑みにしないこと、
業界で問題とされていることを論点と見誤らないことだ。
業界全体に起きていることを分析し、
「このままでは生き延びることができない」と安直に
業界上位の会社との合併、不採算事業の売却、撤退などを
考えてしまうのが最悪のケースだ。
P181:
日々の仕事の質やスピードを高めるためにも、
経験の浅いうちから論点をつねに意識し、
問いかける姿勢が重要である。
P187:
つねに実際の自分よりも2つ上のポジションに
就いているつもりで仕事をするようにといっている。
P194:
現場目線で見ることも大切だ。
P195:
両極端に振って考える。
P208:
代替案を考えるとき、反対しそうな人の立場になって、
自分の案をあえて批判的に見てみる。
まずは、そもそも自分が解決しようとしている論点が
正しいのかどうか意識することを
心がけたいと思います。