1枚のお礼状で利益を3倍にする方法 | ビジネス・ブック・アーカイブ

1枚のお礼状で利益を3倍にする方法

●同じアメブロの人気ブログ、『お礼状と整理収納ファイリングのブログ【運が開けるお礼状・整理収納塾 】』 の管理人である、朝日心月さんの、お礼状の本。
ただし、「お礼状」とは言っても、本書の扱う「お礼状」は個人が季節の挨拶のように出すものとはちょっと趣きがちがう。
むしろサブタイトルである、「お礼状の皮をかぶった“営業状”」の方が、内容としてふさわしいくらい。

●「営業目的」で出す以上、行き当たりばったりではダメ。
基本的に「会社の誰がやっても」同じクオリティのものが出せるようにする必要がある。
そのためには、本書の第4章の「自動化のアイデア」は必読。
『レバレッジ・シンキング』 に収録されていた「おすすめブックリスト」の多くの本に見られた、「仕組み化」がここにはある。

●なお、私の経験として、お礼状や手書きの手紙(葉書)に対して「反応する人」と「しない人」が、世の中には存在する。
どっちがどれくらい多いかについてはさておき、先日ご紹介した『お客様の心に響く直筆三行はがき術』 によると、反応する人、そしてさらにそれがビジネスにまで結びつく人となると、それほど多くはないのが実情。
それでも成果をあげるためには、まず数をこなす必要があり、そのためには、無理なくできる「仕組み」が必要なのだと思う。

保険や高額商品の販売、または法人営業等をなさっている方なら、必読!

1枚のお礼状で利益を3倍にする方法―お礼状の皮をかぶった“営業状”
ダイヤモンド社
朝日 心月(著)
発売日:2006-02
おすすめ度:5.0

目次:
第1章 たった1枚のお礼状が、利益を3倍にしてくれる
第2章 お礼状の皮をかぶった「営業状」の具体例
第3章 これだけは押さえたい、お礼状の頻出文例+基本ルール
第4章 「手書きお礼状」を自動化するアイデア
第5章 上手な字を書く、知的な表現をするetc.差がつくお礼状のアイデア