はじめに(ご挨拶)
私は愛知県北設楽郡設楽町に生まれ、現在は静岡県内で産業医・健診医として産業保健に携わっている医師です。
疾病の根本原因にアプローチすることなく、症状を薬でコントロールするだけの薬物療法中心の慢性疾患(3つの生活習慣病;高血圧症、2型糖尿病、脂質異常症)に対する治療に疑問を感じ、また、癌の三大療法(手術・抗癌剤・放射線)にも少なからず疑問を抱いていた私は、30代後半に臨床医学(総合病院勤務)を離れ、産業保健(予防医学)の道に進みました。
32年以上に亘り、真の健康情報を提供すべく、健康情報誌(A4両面1枚)を執筆して健診センター内に掲示(拡大印刷)し、また、産業医訪問先の事業場では、安全衛生委員会の中で、保健衛生指導・健康講話として紹介し、啓蒙して参りました。
そんな中、中国・武漢発の新型コロナウイルス( ”SARS-CoV-2” と命名されたが、実在は未だ証明されていない)が発生し、その肺炎は ”COVID-19”と命名されました(WHO)。
2020年3月12日、WHOは「パンデミック宣言」を発し、翌13日、アメリカのトランプ大統領は「国家非常事態」を宣言しました。“コロナ禍”の始まりです。
ワクチンの「早期開発」待望論が強まり、超スピード(ワープスピード)で開発され、2020年12月末には欧米で承認、日本でも2021年2月12日に緊急承認され、2月17日から接種が開始されました。新型コロナワクチン(COVID-19ワクチン)に関しては、当初より、賛否両論があったわけですが、NHK・民放各局・大手新聞などのマスメディアは、ワクチン慎重論・懐疑論・反対論の全てを「デマ」と断定して報じ、慎重論を唱える私たち善良なる医師は「反ワク」というレッテルを張られてきました。
一般的に、政治・経済・社会等の諸問題に関しては賛否両論があって当たり前で、反対意見あるいは少数派意見にも耳を傾けることが大切であると思っております。ところが、コロナワクチンに関しては、マスメディアは推進論のみを正論と断定し、慎重論を一蹴してきました。
2023年5月8日、新型コロナ感染症は「2類相当」から「5類」に移行されました。10月2日には、mRNAワクチンの技術に“ノーベル生理学・医学賞”が授与されることが決り、カタリン・カリコ氏らは12月10日(日本時間11日未明)に受賞いたしました。
私たち日本人の多くは、マスメディアが推奨することに対しては、疑問を挟むことなく信じて鵜吞みにし、それに従ってしまう傾向にあるようである。
自分で検索し、徹底的に調べ、自分の頭で真剣に考えることを忘れてしまったかのようでした。
私は、2009年のパンデミック以来、職域の皆さんにマスメディアが伝えない(伝えなかったであろう)ワクチンの情報を数多く提供してきました。
今回、ここに、過去11年間にわたって執筆してきた 「ワクチン、ウイルス感染」 に関する情報を一挙に公開することとしました。PDFファイルを添付しましたので、興味のある方は是非、お読みいただきたいと存じます。周囲の方々と情報を共有して頂ければ幸いと思っております。
3年以上に亘った、いわゆる“コロナ禍”では、色々な情報が氾濫、錯綜しておりました。私は一医師として、その時点で正しいであろうと思われた情報を基に、自分自身で真剣に考え、職域の皆様に伝えるべく、執筆して参りました。今振り返れば、誤った考え方をしていたところもあるかもしれません。しかし、当時はそのように考えていたことは事実です。一つの意見として参考にしていただければ幸いです。本ブログに対する皆様のご質問にお答えすることはご遠慮させていただきます。あくまでも、『当時、そんな風に考えていた医師もいたのだ。』という風にご理解いただき、参考にしていただければ幸いです。
コロナワクチンを接種した約8割の日本人の皆様には、“今後、ワクチンを打つか否か”については、自分自身の頭で考え、自分自身で決めていただきたいと思います。
2024年1月 (一自然派産業医・健診医)